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奈良日帰り旅*奈良公園の新緑と鹿

東大寺ミュージアムの見学後、二月堂からの夕焼けを見たいと思い歩き出しましたが…。
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奈良県新公会堂の前を通って、こんなところにあったんだと確認してみたり…、
東大寺の参道に流れる吉城川(よしきがわ)?の少し上流を通って…、滝のきらめくせせらぎに癒されたり…。
けれど奈良公園は、歩けど歩けど、新緑の黄緑で彩られた芝が広がるばかり・・・。
 『奈良公園QuickGuide』の今日の奈良公園で画像をクリックすると、毎日の素敵な風景が見れます。
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道でないところを歩こうものなら、"鹿の糞"を踏む事も多いようで、ベンチに座り靴裏に付着してしまった"鹿の糞"をとっている親子の姿を何組も見かけました。けれど、この"鹿の糞"はフンコロガシによって分解され、肥えた良い土壌となり、新緑のこのノシバを育て、それをまた鹿が食べることで、鹿が存在し、奈良公園のきれいな新緑を維持できるのだそうです。特にボランティアの方のお話では、その土壌の保持、芝刈りの必要がないことで、100億円の経費が鹿により削減できているとか…。
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ようやく鹿さんたちの群れに、多くの人たちも集まっているところで、残っていた鹿せんべいを上げてみたものの、反応を示してくれるのは群れの中の若い鹿ちゃんだけでした…。
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東大寺の参道周辺と変わらず?皆こちらでも、人目(本当の人の目!)を気にせず、むしゃくしゃと、新緑の芝を夜に備え?夕食のように!一所懸命食べています。
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人間がその季節ごとに旬の野菜や魚介類を食べるように、鹿にもその季節季節で、必要な栄養源となる食べ物が自然界にあり、決められているかのようです。
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"鹿せんべい"に反応を示さない鹿を見たのは、この時初めてで…、驚くとともに、国の天然記念物に指定されている奈良の鹿も!野生の鹿!!であることを、改めて実感しました。

More 鹿の餌談議・・・・?
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by tukimi-kai | 2012-05-18 21:04 | 奈良 | Trackback | Comments(2)

奈良日帰り旅*東大寺ミュージアム

ゴールデンウィーク中、春の平城京天平祭を楽しんだ後は…、
今回私がどうしても行きたいと思っていた、東大寺ミュージアムへ向かいます。

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平城京天平祭が行われていた世界遺産の平城宮跡のエントランス広場(バスターミナル)から、
臨時で出ている「奈良観光周遊バス」(200円/回)で、JR奈良駅→近鉄奈良駅→奈良県庁前(奈良公園内)へまずは移動…。
奈良県庁の入り口でも動かないせんと君のお出迎えに、一応同じポーズを決める猫夫…。
せんと君は、奈良県職員(公務員&平城遷都1300年記念で生まれたゆる?キモかわキャラ!)でもあり…、
2012年の今年は、『古事記』編纂(へんさん)から1300年の節目で、
奈良の観光PRのために、烏帽子(えぼし)をかぶった奈良時代の官人姿に装いを変えたそうです。

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奈良県庁前に到着すると、
10分ほどして来た(木簡型1日フリー乗車券では乗り降り自由で500円/日.施設割引特典もあり)
「奈良公園ぐるっとバス」に乗継ぎ、次は奈良県庁前→(市内循環バスもありますので、
お疲れになられた方や足の不自由な方はご参考に)大仏殿春日大社前へ…。
そして、下車徒歩5分の東大寺へ向かうのですが、若草山や奈良公園の新緑が心地よく感じました。

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夕暮れ時でしたが、東大寺の参道では、さすがにGW中で、多くの方と行き交いながら…、
並んでいる露店に目を奪われたりも…。けれど多くの子供連れのご家族のお目当ては、鹿ちゃんたちとの戯れ…。

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私たちも久しぶりに、鹿せんべいを買い求め、いつものように猫夫も鹿さんたちの人気者のなろうと試みましたが…、
この季節の鹿さんたちはいっこうに鹿せんべいに目もくれず・・・むしゃくしゃと新しい芝の新芽を食べていました。
子供たちも口元まで一生懸命に鹿せんべいをあげて、ぷいっとそっぽを向かれがっかりしたりも…。

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そうこうして、南大門を抜けて、旧東大寺学園の移転に伴い、その跡地に昨年(2011年)10月10日に建設された、
東大寺総合文化センターの中の東大寺ミュージアムの前に…。

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入り口横では、東大寺ミュージアムと大仏殿共通割引券(大人:中学生以上800円.小学生400円.個人のみ)が販売されていました。
平城京天平祭を楽しんできた私たちには案の定時間がなく…、
今回は東大寺ミュージアムだけを目的としていたので、直接施設の入り口へ…。

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また東大寺の大仏殿と同じ、午前9時半から大仏殿閉門時間
(入館は30分前.11-2月:16時半/3月:17時/4-9月:17時半/10月:17時)までの開館時間ですので、ご注意を…。
私たちもぎりぎり30分前でしたが、その分館内はカフェスペース
(南大門を見ながら一服できます)以外は、人も多くなくてゆっくり見ることができ、よかったです。

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現在、東大寺ミュージアムでは、法華堂(三月堂)不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん/ふくうけんじゃくかんのん)立像(りゅうぞう)が、
宝冠修理のため(修理は終了して展示中)宝冠・光背・持物等を取り外した御姿で、
平成24年4月3日(火)-平成25年1月14日(日)まで公開されています。

More 東大寺ミュージアムで…。
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by tukimi-kai | 2012-05-15 20:57 | 奈良 | Trackback | Comments(2)

白い神鹿 春日大社

元旦の恒例行事は、おせち料理とお屠蘇をゆっくりいただいた後の初詣です。
まずは度々参っていますが、生駒市の宝山寺へ・・・。
お正月の三が日、本当にこちらは年々お参りする方が増えてきているようで(震災の影響もあるのかも)、
元旦の午後からは中門からお参りするまでにも長い行列に並び、
生駒聖天と云われる大聖歓喜天様に御参りするだけで精一杯で、多くの参拝者の方がおられて困惑しました。

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帰りの日本最古からあると云われるケーブルカー(犬の車両:ブル)の中では、
「やっぱり車で来て、ずっと坂道で車の中で待つより、こっちの方がミケ(猫の車両)も見れるしいいね。」という親子の会話も・・・。
続いては近鉄電車に揺られて、奈良市内の近鉄奈良駅に到着し、
東大寺のある東の方へふらふら歩いて行ってしまったのですが、急遽目的の場所へ行く為、
道を南に曲がると眼の目に、国立博物館が・・・。
昨年夏にも建物に映し出される幻想的な映像を見れましたが、建物だけでもこんなに立派で素敵だなんて・・・。

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そして、参道に出ると(すでに17時を過ぎ)日も暮れ、鹿さんが帰っていく姿や、
現・国立博物館仏教美術資料研究センターの建物もライトアップされて、なんだかタイムスリップしたかのような気分にも・・・。

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こちらは1902(明治35)年に竣工され、奈良県物産陳列所として開館し、
県下の殖産興業と物産の展示販売をおこなう施設として利用されており、
耐震補強改修工事の為休館していたそうですが、平成23年8月3日より一般公開を再開しているのだそう・・・。

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これから向かうのは・・・、昨年の初詣は世界遺産に1998(平成10)年「古都奈良の文化財」として
登録されたその中の東大寺でしたが、
同じく世界遺産の春日大社です。そして春日大社を覆う春日山原始林も世界遺産・・・。

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広大な春日大社の境内には60以上の摂末社があるそうなのですが、
まずはその中でも若宮神社の近くにある、日本で唯一ご夫婦の大国様をおまつりしているとされる
夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)と、金運福運の守り神の金龍神社へ・・・。
こちらは↑その途中にある十日えびす佐良気神社・・・。
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仲良く見える夫婦間にもそれなりの危機はあり、その度に夫婦大國社にはお参りしているような気もしたり・・・。
お正月の期間は商売繁盛と良縁の特別祈祷も行なわれ、お守りが人気でした。
また金龍神社は、今年の干支にあやかって御参りする方が多くて・・・、
長い長い行列ができていた為に、少し離れてお参りしました。そしていよいよ、春日大社ご本殿へ・・・。

More 春日大社と朱の色の意味・・・。
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by tukimi-kai | 2012-01-10 17:27 | 奈良 | Trackback | Comments(2)

奈良夕暮れ旅*興福寺鹿だらけと東金堂拝観

1999年から開催された"燈花会"(とうかえ)や、昨日今日と行なわれていた"バサラ祭り"にも行かずに、
今年の夏も終わってしまったのだけれど・・・。先週末は夏の夜を少し楽しみたくなって、奈良公園へ・・・。
いつも奈良(奈良市内)へ行く時には、近鉄奈良駅から、東向き通りの商店街を通って、
三条通りを西に猿沢池を少し見て、階段を上がって興福寺へと必ず立ち寄ります。

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その階段を上がる途中の三重塔の近くで・・・、
夕暮れ時就寝する前の夕食を、一生懸命食べている鹿ちゃんたちに遭遇しました。
久々のかわいい鹿ちゃんに(先日はイケメン鹿君ばかりだったので・・・)癒されて・・・水子地蔵にも手を合わせて。

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そして、南円堂(なんえんどう)で御詣りした後は、中金堂の前を通り、東金堂(とうこんどう)の方へ・・・。

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1717(享保2)年、大火で失われた中金堂は、昨年の2010(平成22)年10月16日の立柱式を経て、
現在再建中で、8年の歳月をかけて2018(平成30)年完成予定なのだそう・・・。

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そこで1人?1頭!無我夢中で夕食を食べている鹿君を夫が見つけて仲良くなりました。
(エサをあげただけなのですが・・・)1頭にお別れを告げて、東金堂の方へ眼を向けると・・・、

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石碑の中・・・まるで石風呂にでも入って、気持ちよさ気にしている鹿くん?鹿様!鹿たち(裏にもいました)の姿が・・・。
けれど、その奥の東金堂の木の柵沿いには、茶色い塊があり・・・。

More 鹿だらけと東金堂の拝観・・・。
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by tukimi-kai | 2011-08-28 23:16 | 奈良 | Trackback | Comments(0)

藤原宮跡 大和三山と秋桜と蝶

以前橿原市に住んでいたこともあって藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)の前の道は、国道165号線の裏道(信号が少ないので)でよく通っていたところでした・・・。この歳!?になって、身近すぎてわざわざ観光することもなかったけれど、歴史ある奈良の史跡や自然あふれる観光名所をぽつぽつ楽しみながら訪れ、奈良の魅力を再発見していきたいなと思ってもいます。
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この日はお盆でお墓参りの帰りに、「ホテイアオイは咲いていないかな・・・。」と寄ってみたのですが、全く池には花が咲いておらず・・・。(後日、同じ橿原市内の本薬師寺跡のホテイアオイが満開だったことを知りました。)けれど、代わりに多くの発見があったり、これからのこの地の変わらない姿と、変わりつつある価値を眼に焼き付けたいという想いも・・・。
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発見は、万葉集にも詠まれた大和三山の、耳成山(みみなしやま.北/写真下)、畝傍山(うねびやま.西/写真中)、天香久山(かぐやま.東/写真上)が見渡せることです。それもそのはず、大和三山は宮を護る山と観念され、藤原宮の造営に深く影響を与え、その眺望は、万葉世界の記憶としての歴史的景観を今に伝えているのだから・・・。
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橿原市の案内でも、「藤原宮跡では、季節ごとに美しい花が植えられ、菜の花やコスモス、キバナコスモス、ハスなど色とりどりの大地のカーペットを楽しむことができます。また、藤原宮跡は大和三山の絶好の眺望スポットとなっています。藤原宮跡から見る朝陽・夕陽は息をのむほどの秀景です。平成23年6月には、藤原宮跡からの大和三山の稜線の眺めが、"重要眺望景観"に指定されました。特に藤原宮跡から香具山方向を望む展望には、コンクリート系の建物がまったく映り込まないため、「光男の栗」「朱花の月」といった映画の撮影舞台にもなりました。」と・・・。奈良を日本を代表する河瀬直美監督のきれいな映像の映画・・・、見なくては・・・。
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藤原宮跡の北の前の道は狭いけれど、駐車場が2ヶ所あり、西側の駐車場の前には橿原市藤原京資料室もあり無料で見学できます。(この日は17時を過ぎていたので見学できず・・・。)そして、昨年平城遷都1300年祭で復元された大極殿(以前からある朱雀門)のある、賑わいを見せた平城宮跡の、以前の何もない姿と同じで、全く建物がなく広い平原が広がっていました。けれど、ここは、ほぼ1km四方の広さで、周囲をおよそ5mほどの高さの塀で囲み、東西南北の塀にはそれぞれ3か所、全部で12か所に門が設置されていた藤原宮の跡・・・。こんもりとした木々に覆われた茂みのある少し高台は、大極殿(だいごくでん)の土壇跡だそうで、あちこち嗅ぎ回っていた猫夫と、長野県から観光に来られた方は、なにやら密談??中・・・。
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藤原宮は、690(持統4)年に着工し、飛鳥浄御原宮からは694(持統8)年に遷都され、遷都後10年経過の704(景雲元)年に完成された、唐の長安を真似て造られた日本最初の本格的な都跡・・・。710年に平城京に遷都されるまでの16年間、持統(母:天智天皇の娘.鸕野皇女うののひめみこ)・文武(息子:軽皇子かるのみこ)・元明(息子草壁皇子くさかべのみこの正妃)の三天皇が政務(居住)を行った日本の首都だったところ・・・。そしてこの地に都を構えた背景には、持統天皇は、夫であった天武天皇の天武朝を継承するかのように見せて、父である天智(てんじ)天皇(中大兄皇子なかのおおえのみこ)の天智朝の復活を望み、藤原不比等(ふじわらのふひと)もまた、父である藤原鎌足(中臣鎌足なかとみのかまたり)の遺志を継いだ二人の政権交代という目論見があったとも云われ・・・謎めいています。  
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またここは、大極殿や朝堂院といった国をあげての儀式や政治を行う施設や、天皇の住まいである内裏などももつ構造で、現在で云う首都の皇居と国会議事堂、霞ヶ関の官庁街を合わせもつような構造だったようです。そしてその藤原宮の構造は、たった16年間ではあったものの、その後の都にも「藤原千年」の基礎や「律令制」と同じく引き継がれていったのだとか・・・。
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そして、周辺は史跡公園にもなっていて、藤原宮跡の6割ほどが国の特別史跡に指定されていたり、藤原宮及び藤原京の発掘調査も続けられているそうです。 
池の横を歩いて、近くで咲く黄花(キバナ)コスモスを観察していると(一昨日のニュースで満開に咲いている映像が放送されていましたが、この時はまだ咲き始めでした。)、キアゲハが目の前をふわふわと・・・。蝶は亡くなられた方の生まれ変わりだと聞いてから、いろいろと想像してしまいましたが、キバナコスモスとキアゲハはいつもここで仲良く共存しているよう・・・。
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More 橿原市と明日香村と桜井市の世界遺産候補・・・。
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by tukimi-kai | 2011-08-26 23:52 | 奈良 | Trackback | Comments(2)

奈良日帰り旅*興福寺と猿沢池

平城宮跡で行なわれた平城京天平祭(4/29-5/5.9:00-17:00.入場無料)からシャトルバス(200円)で、
奈良県庁前(奈良公園前)へ到着し、横断歩道を渡って向かった先は・・・。
まずは新緑眩しいカエデの木がお出迎え・・・。
ちなみにカエデ(楓)とは、カエデ科カエデ属 (Acer) の木の総称で、モミジ(紅葉・椛)とも
呼ばれていますが、その場合は様々な樹木の紅葉を総称している場合だそうです。

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続いて、かわいいバンビたちが、白いふさふさお尻をふりふりピョンピョン飛び跳ねて登場・・・!
喜んで写真を撮っていたら、そこへ「もう少しで閉館です。入館される方は早くお願いします。」の声に、
時間を見ると17時10分前・・・!!(通常は閉館15分前の16時45分までですのでお気をつけください)けれど、
今年初詣に来た時は既に閉館していたので「入ります。」と大慌てで・・・、
昭和34年に開館し昨年平成22年にリニューアルされた興福寺国宝館の中へ・・・。
興福寺東金堂横の受付で共通券を購入すると、東金堂300円と国宝館600円の拝観料が800円と
割引きされます。また隣接する駐車場もありますが、1000円なので近くのパーキングでもよさそうです。

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「阿修羅(あしゅら)様は、一番奥におられます!!」と少し国宝館の方に急かされる気持ちにもなりつつ、
中に居られる天平彫刻の傑作とされる八部衆の中の修羅様をはじめ、
十大弟子像に力強い鎌倉彫刻の仏像に、神々しい千手観音様に・・・。
国宝45点・重要文化財19点の名宝を、静かに?心穏やかに!わずか10分でしたが、
時間を忘れて拝ませていただきました。夫が不思議そうに「仏像があちこち欠けていたけど・・・???」と・・・。

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538年(日本書紀によると552年.元興寺縁起などでは538年と2説あり)百済の聖明王(聖王)が、
倭(古代日本)の欽明天皇に使者を使わし、金銅の釈迦如来像の仏像や経典とともに、
仏教流通の功徳を賞賛した上表文を献上したことが、仏教が伝来した始まりとされたそうです。
その後ずっと日本の宗教として君臨し続けてきた仏教なので、
その崇拝の対象の仏像もさぞ大切にされてきたと考えるのは自然なことなのですが・・・。
明治初年、明治新政府による神道中心政治となり、仏教分離政策の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で、
奈良の釈迦如来に観音といった仏像も破壊されたり!邪見に扱われたり(何体もの仏像が薪して燃やされるなど)、
売られた教典は商品の包み紙にされたり、五重塔さえ安く売られたりもした時代があり
(中には神社の奥に隠して保管されていたりし損失を免れたケースも!)かなりその時に損傷したり消失した仏像があるのだそう・・・。

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阿修羅様の右手も修復されたものであったり、同じ八部衆のお一方も損傷し、
修復・復元されぬままの痛々しいお姿であられました・・・。またその時代、
仏像を救うために奔走したのが岡倉天心で、修復にも力を注がれたそうです。
いつの世も、一人の力が大きな支えの力となり、時代を超えてその思いは繋がっていくような気がします。
興福寺国宝館の中を拝観後は、こちらも世界遺産の興福寺の東金堂と五重塔の夕暮れ時を見て・・・。
中金堂の復元工事が終了するのは、
かなり先だなあと期待しながら、52段の階段(善財童子が52人の知識人を尋ねまわった古事に因み、
52の階段は仏門に入る修行の段階を表現)を降りようとする煩欲のない?夫を
「藤の花がきっと咲いているはず・・・!!」とたしなめ、南円堂の方へ・・・。

More 藤の花が咲いた南円堂と・・・七不思議のある猿沢池・・・。
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by tukimi-kai | 2011-05-03 21:52 | 奈良 | Trackback | Comments(5)

奈良日帰り旅*平城京天平祭2011

昭和の日となった国民の休日で、ゴールデンウィークの初日に、
平城宮跡で行なわれた平城京天平祭(4/29-5/5.9:00-17:00.入場無料)へ行ってきました。

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とは言っても、昨年開催された平城京遷都1300年祭で春夏と二度にわたり訪ねた所なので、
再オープンした歴史館や大極殿の見学はせず、昨年とは違った自然なままの平城宮跡と東市西市を楽しむことに・・・。

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また間に合いませんでしたが、午前中は400人の天平行列や、被災地へ向けた祈りの場も設けられていたようです。
開催期間中は毎日、日替わりでイベントが変わりますので、
行かれる方は、駅や入り口で配布される案内チラシやホームページで、場所と時間をチェックされるとより楽しむことが出来そうです。
期間中、東日本大震災の被災者支援のチャリティーフェアやあちらこちらで募金活動もされています。

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近鉄西大寺駅からは、昨年のような往復シャトルバスはなく、同じように歩いている人の後をぞろぞろ歩いて、
10-15分で会場?の西の端に着き、その入り口にある平城宮跡資料館(入場無料)をまずは見学しました。
ほとんど展示品は復元したものですが、この地を発掘・整備した時の状況や、
出土したものから推測される当時の奈良時代の貴族の生活などが分かりやすく展示してあり、歴史にロマンを感じられます。

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平城京遷都1300年祭のために昨年建てられていた建物は、歴史館を除いてすべてなくなり、
その建物内で販売されていた多くのお店が、
東市西市のブースに入り、にぎやかに!?販売されていました。

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奈良ではよく知られた有名店が一堂に集結しているので、アンテナショップようにも感じ、
詳しくお店の場所や商品のことなど店員さんといろいろ話せるのも魅力です。

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まずは春鹿の蔵元から来られた方と酒好き?夫はいろいろ話して、
1ショット100-300円のお酒をいただいたり(お正月以来私は半年振りで、
この日は1日日本酒を呑み続けることに・・・)、遷都餅つきに祭り好き?夫は誘われお餅をついたみたりも・・・。

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昨年の平城京遷都1300年祭に比べ、初日ということや期間が連休中だけと限定されていること、
会場が広いので有料のセグウエイはあるものの移動が大変で、人も少ないように思いました。

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今年は震災の影響で、お花見も自然に自粛してしまう気持ちの方が多いと思いますが、
「人が集まるところに、お金(募金)も集まる」の言葉通り・・・、
世界遺産でもある平城宮跡の場所や催しや自然を楽しみながら、その無料の分を、
商品として買うことや募金をすることで、経済を活性化したり義援金として役立てていただきたいと思います。

More まだまだ続きます・・・。
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by tukimi-kai | 2011-05-01 14:00 | 奈良 | Trackback | Comments(6)

東塔拝観 薬師寺

昨日は、西ノ京方面に電化製品を購入する為に出かけたのですが、以前より行きたいと思っていた古都奈良の文化財として、
1998年に世界遺産に登録された薬師寺にも行くことにしました。
観音池から夕日と共に薬師寺の白鳳伽藍(はくほうがらん)のきれいな風景を何度か近くを通って眺めたことはあったのですが・・・。

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奈良にずっと住んでいたのにもかかわらず、訪れるのは初めてで、急遽行くことも決めたので、
駐車場が見つけられずに、唐招提寺と薬師寺の周辺をぐるぐる回って迷ってしまいました。
結局、唐招提寺の駐車場(500円)にようやく停めて(観音池の近くに薬師寺の駐車場はあります)、
てくてく歩いて唐招提寺を横目に薬師寺へ・・・。(ホームページから、たくさん引用・参考にさせていただいております)
途中、歴史を感じる土塀に、白鳳時代の昔の人も食べたであろうお蕎麦屋さんに、大好きな古美術を営むお店と誘惑もいっぱいでした。

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すっと行ってさっと見てと、何だか気軽に考えていたのですが、やはりそこは世界遺産・・・。
しかも、世界遺産に登録された薬師寺伽藍の中で唯一、1300年前の創建当初から残る東塔の解体修理に入る前の内陣が
特別公開(3月1日~21日)されていた事
(奈良県教育委員会が、建物を保護するための素屋根の鉄骨の組み方について、
より安全性の高い方法に見直すために着工を延期されたお陰で)や梅の花もかわいく咲いていたこと等々もあって、
旅気分で満喫してしまいましたので、よければ(1回シリーズですので)おつき合いください。

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こちら↑は東に玄奘三蔵院伽藍、西に近鉄西ノ京駅(バス停も)があるところ・・・。
『西遊記』で有名な中国唐時代の歴史上の僧侶の玄奘三蔵(げんじょうさんぞう:600または602-664年)の分骨もされた玄奘三蔵院伽藍は、
平成23年の今年は大唐西域壁画泰納10周年を記念して、3月19日~12月31日と年内公開されるそうですが、
残念ながら昨日は公開していませんでした。
玄奘三蔵の最も究めたかった「瑜伽唯識(ゆがゆいしき)」の教えの流れを継承している宗派が、
現在薬師寺と興福寺が大本山とされている法相宗(ほっそうしゅう)だそうで、次回来た時にはそちらも見てみたいものです。

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私が薬師寺に来たかった一番の理由は、薬師如来に会いたかったからで・・・。
これまで、お願い事や祈るのは、長谷寺の観音様厄除けの時だけと決めていたのですが、
観音様の力だけでは変わらないこと(自分以外の事も含め)もあり、
如来や菩薩や観音といった位やお寺も関係なく、あらゆる頼れる救ってもらえそうなところへ出向き、
お願いしてみようと思ったのでした。そして真っ先に薬師如来のおられる薬師寺に行くべきだと感じていたのでした。

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北の興樂門から入って、北受付で拝観料をお支払いし、大講堂を横目に見ながら、
はじめに国宝であり世界遺産の東院堂に御参りしました。

More 東塔を拝観!と・・・。
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by tukimi-kai | 2011-03-06 23:58 | 奈良 | Trackback | Comments(0)

南都仏教 興福寺

東大寺からの帰りは、勿論世界遺産 古都奈良の文化財の興福寺も拝んで?帰りました。もう興福寺国宝館の拝観時間も終わり、ライトアップまではしていない、なんとも中途半端な時間帯ですが、薄暗い冬のより寒い奈良の雰囲気が伝われば・・・。
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興福寺は、鎌足発願の釈迦三尊像を本尊として山階(やましな=現在の京都市山科区)に、7世紀末に創建された山階寺が起源とされ、藤原京遷都の際藤原京へと移され、さらに平城京遷都の710(和銅3)年藤原不比等によって移され「興福寺」と名付けられたそうです。
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天皇家の庇護(ひご)を受けたこともあり、次々と新たな建物を建て、平安時代には、南都(なんと 現在の奈良)の仏教界を代表する寺院として繁栄し、江戸時代初期までに広大な寺領を所有していたそう。現在残っている建物は鎌倉・室町時代の創建なので、東大寺の建物同様、近くで見るとより威厳を感じます。多くの貴重な仏像や書画が残され、国宝に指定されている31体の仏像も、次回は一度ゆっくり拝観しに来たいものです。
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奈良は茶粥も名物・・・。塔の茶屋(興福寺五重塔東)で、ゆっくりのんびり茶粥懐石など食べたいなと思いながら、猿沢池へ・・・。おうちでも簡単にできる茶粥ですが、おかゆや雑炊があまり好きではない夫なので作ったことも食べたこと?もなく、今日も七草粥は食べず仕舞い・・・。

More 元旦の奈良&猿沢池・・・。
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by tukimi-kai | 2011-01-07 21:30 | 奈良 | Trackback | Comments(0)

世界遺産 東大寺 sanpo

元旦に宝山寺にお参りした後、近鉄生駒駅から電車に乗って近鉄奈良駅へ…。
毎年春日大社と東大寺で、交互に?お参りするのがいつの間にか我が家の習わしになっているのですが、
今年は1998年に登録された世界遺産 古都奈良の文化財の東大寺へ。

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ちなみに古都奈良の文化財は奈良市街を囲むように点在する遺産物件8件
(東大寺/興福寺/元興寺/唐招提寺/春日大社/春日山原始林/平城宮跡)と緩衝地帯を加えた総面積31.18平方kmです。

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途中の参道に氷室神社の祀ってある事に気づき立ち寄ってみたり(氷の燈篭で参拝者を迎えてくれていました)、
鹿にエサの鹿せんべいをあげたり…、にぎわう参道を少し楽しみながら、東大寺境内の正門の南大門(なんだいもん)へ到着しました。
ハト使いならぬ、鹿使いにでもなった気分で、大喜びの夫…。鹿せんべいがなくなると、そっぽを向かれてしまうのですが…。

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創建時の門は、平安時代の大風で倒れたようで、
現在の門は鎌倉時代初めの1199年(正治元年)、重源によって再建されたそうです。
また両脇に立つ金剛力士立像の、阿吽(あうん)の呼吸で知られる阿形(左)と吽形(右)の仁王像も、
鎌倉時代の名物師の運慶・快慶・湛慶によって造られたもの…。立派な木造建築が悠久の歴史を語ってくれているようにも感じます。

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ちなみに阿吽は、仏教の呪文(真言)の1つで、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり、
そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされたのだそう。
なので口が開いている方を阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)と覚えると分かりやすく、
何より昔の方がこの力強い肉体美を作られたことが、不思議でしたが魅力的でした。

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東大寺の拝観時間は5時までなので、いつも夕暮れギリギリの時間になるのですが、
「何も急ぐことはないよ…。」と鹿も大仏さんも語りくれているように、ゆったりとした時が流れています。

More 奈良の大仏さん・・・。
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by tukimi-kai | 2011-01-06 18:45 | 奈良 | Trackback | Comments(0)


大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


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