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玩物喪志 咲き終わった銀木犀

明日で神無月(かんなづき)の10月も終わると・・・、今年も残り2ヶ月・・・。クリスマスを待つ?楽しみな時でもあるけれど、今年も終わってしまうという、焦りや慌ただしさを感じて、何故だかここ数年この時期になると心忙(せわ)しく、1年間何をしていたのかなと後悔してみたりも・・・。昨年は、11月初旬まで楽しませてくれた小さなかわいい銀木犀(ぎんもくせい)の花が、今年は10月19日と早く咲き始め、金木犀よりもやさしいいい香りなので、ポプリにでもしようと思っていたところ、1週間弱ですべての花が散って、風に吹かれて?飛んでいったのか?失くなっていました。
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知らないうちにすべて咲き終わっていた銀木犀だけではなく・・・10月中旬からは何故だか急に不運?に見舞われる事が多くて・・・。久しぶりに乗ろうと車にキーを差し込んだ車は、うんともすんとも言わず、結局保険会社のロードサービスでバッテリー切れが判明し、少し充電してもらい、ディーラーやホームセンターのピットを、恐る恐るその車に乗って周りながら、何が原因だったのかを調べてもらったり(結局、古い車ゆえの乗車が週1回で短時間と少ない充電の不足)、バッテリーを買え代えたり(3年間補償されるはずなのに、まだ1年しか経っていなかったので)・・・。その翌日は習い事へ行き始めてから、初めて寝坊をして大慌てで久しぶりに走り、翌日筋肉痛になってしまったり・・・。
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「何かが狂い始めたかも・・・。」とつぶやく私に、冷酷夫は「まずは体重が増えたことが原因かも・・・!?」と笑みを浮かべて冗談!?まじりに軽く返答・・・。車のバッテリー切れが起こる前には、電車の中、遠足で乗り合わせた園児の1人が、目の前で何度も嘔吐を繰り返し(先生方のすばやい対応でお手伝いすることもなかったのですが)・・・。その時は軽い胃腸にくる風邪を引いていたので、1日吐き気が続き・・・。またその数日後訪れた美容院では、ペットの犬(チワワ)が妊娠中で、胎動も感じることができて感動していたのですが・・・。その後その臨月の犬は気分が悪くなって、また私の目の前(すぐ近く)で嘔吐・・・。そしてまた今の私は、咽頭痛からきた風邪に微熱続きで、秋の花粉症のような鼻水・鼻づまり・倦怠感や熱感とすっきりいかない体調の悪さです。なんだかすべてがスムーズに事の運ぶ時もあれば、そうでなく不運に見舞われることも多いのですが、大抵のことに原因や不注意が私の場合はよくあるので・・・。
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けれど、今回は車のこと以外は、偶然の出来事だとあまり深くは考えてもいなかったのですが・・・。その後「何かがおかしい・・・?」と感じた日が、実は夫の実母の命日であったことが分かりました。毎年この時期に、私だけでなく夫も体調を悪くしたりしていたのは、何か大切なことを見失っていたからなのかもとここ数年は特に考えるように・・・。(今年はお墓参りにもいけなかったですし・・・)先日実家へ帰り、ご先祖様の命日を見てみると、2月や6・7月が少しと、10・11月・12月にお亡くなりになられた方がさっと見ただけでも多い気がしました。(季節の変わり目や寒さもあって持病や怪我が悪化したり??)

「無用なものにとらわれて、肝心な本心を忘れてしまうこと」や「珍奇な宝ものをもて遊んでいるうちに、それにおぼれて大切な志を失ってしまうこと」を"玩物喪志"(がんぶつそうし)と云うそうです。また、「学問の上で、枝葉末節に力を入れすぎて習得すべき根幹となる重要な事柄を見失う意にも用いる。」人を戒めるときに用いられる中国のことわざなのだとか・・・。
「人を玩(もてあそ)べば徳を喪(うしな)い、物を玩べば志を喪う」

お金や欲望や目の前の楽しさだけではなく、今何をすべきなのか?大切なことを忘れてはいないか?を考えつつ、立ち止まっているように見えても、ゆっくり少しずつ前進していけたらなと思います。朝夕はかなり冷え込み寒くなってきていますので、皆様も風邪などひかれないようお身体大切になさって下さい。


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by tukimi-kai | 2011-10-30 22:16 | 心技体 | Trackback | Comments(11)

秋の実り 奈良に自然のうまいものあり

以前から楽しみにしていた?レストランなどを星の数で独自に格付けしたフランスのミシュラン社の発行するグルメガイド『ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012』の内容が、10月18日に発表されました。関西版の発行は今年で3回目ですが、今回は震災などの影響で外国人の観光客も激減したことにより、奈良エリアを対象に加えていただき、奈良からは三つ星1店、二つ星3店、一つ星に21店の計25店もが選ばれ、驚きました。写真は初秋に食べた秋の実りの果物に奈良で採れた多くの野菜?のシンプルおかずのまとめです。
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文豪・志賀直哉が随筆で「食い物はうまいもののない所だ」と書いた為に(奈良を愛していたからこその、正直な?少し皮肉な?一言)"奈良にうまいものなし"と広く云われ続けてきたとの説が強い奈良の食べ物に対する評価でしたが、今回ミシュランガイドのお陰で少しは??脱却できそうです。確かに「奈良の名物は何?」と聞かれて「柿の葉寿司に・・・三輪そうめんに・・・奈良漬?・・・。」と答えるしかない奈良県人も多かったはず・・・。
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毎日新聞社によると「発表会場の奈良県新公会堂(奈良市)で開かれた会見で、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は「今日から"奈良にうまいものなし"と言う人はいなくなる。"奈良にうまいものあり"です」と話すと、会場から大きな拍手が起きた。」とのこと。
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また「奈良で唯一の三つ星店となった日本料理「和やまむら」の店主、山村信晴さん(58)は、奈良市内の老舗旅館(菊水楼)で総料理長を務めるなど約30年間修行を積み、03年に独立した。「"うまいものなし"と言われ守りに入る店が多かったが、現在は若い人の力で変わってきた。(三つ星店になり)責任を感じている」と話した。二つ星の日本料理「花墻(はながき)」の古田俊彦オーナー(44)は「全国、世界に目を向けてやってきたので、励みになる」と語った。」そうです・・・。
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古くはシルクロードを通り、食べ物や衣類に宝物といった物流があり、奈良に多くの物が集められてきた時代もありましたが・・・。現在は、以前から世界遺産に登録され評価されている史跡などの歴史ある寺社仏閣に加え、河瀬直美監督の言葉や、星を獲得された料理長やオーナーの言葉同様に、奈良から世界へ発信できる人・映画・料理も多くあり、決して世界でも評価されるものと期待しています。そしてそれらは奈良に住む人の努力と、きれいな水や肥えた土壌や守られた山や自然の恵みのお陰にも思うのでした。

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by tukimi-kai | 2011-10-23 16:26 | 衣食住 | Trackback | Comments(2)

特別公開 寶山寺の獅子閣

先週、秋の特別公開中の(10月10日をもって終了。次回は春もあるとか。)
生駒市門前町の寶山寺(ほうざんじ)の獅子閣(ししかく)へ行ってまいりました。

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お寺に近い第一駐車場からは、生駒山中腹ならではの絶景が眺められ、気持ちがすがすがしくなり、小さな悩みも吹き飛びそう・・・。

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「生駒の聖天さん」と呼ばれ古くから親しまれてきた寶山寺へ訪れたこの日は祝日でしたが・・・。

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信仰深い参拝者の方たちだけが、静かにお参りされていて、
お正月の三ヶ日や行事のある日とは全く違うお寺の本来のお昼間の姿を見ることもできました。

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そして、私たちもめずらしくお線香を焚いてゆっくりお詣りした後、獅子閣のある方へ・・・。
獅子閣は、建築後初めて平成17年から5年に及ぶ修復工事(総事業費は4億6300万円!)を経て、
2010(平成22年)昨年の平城京遷都1300年を記念して、一般公開が開始されました。
修復される前までは非公開で、茶会の待合に使用される程度だったとか・・・。

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そしてこの獅子閣の建物は、宝山寺の客殿として明治時代を代表する寺院には珍しい洋風建築の一つで、重要文化財にも指定されているのだそう。

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昨年獅子閣は特別公開時に訪れられず、残念に思っていましたが、今年も春と秋に特別公開され、また来年も公開されるよう・・・。
(ちなみに12月1日だけと思っていた"宝山寺の大根炊き"は生駒駅南のグリーンヒル生駒の3階で11月12日15:00-にも行なわれるよう・・・。)
過ごしやすく行楽のシーズンの春や秋の奈良では、東大寺ミュージアムのオープン(平成23年10月10日-)に、
興福寺国宝特別公開(三重塔初層と北円堂内陣)(10月8日(土)-11月23日(水))といった初めての事から、
毎年恒例の正倉院展(10月29日(土)~平成23年11月14日(月))や
昨年特別拝観できたお寺での、再拝観を予定されているところも多いよう・・・。
長谷寺の本尊大観音尊像特別拝観ともみじ祭りは10月15日(土)-12月22日(日))

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洋風建築そのものの外観とは裏腹に、中に入る(拝観料500円)と・・・。

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明治を代表するかのような木造の洋風のリビングのような応接室に、
光沢のある漆喰の壁や立派な襖で仕切られた6畳の和室が2部屋と、
アーチ型の窓と色ガラスがはめ込まれたドアもあり、和モダンな雰囲気で不思議でした。
そしてそれは、同じ明治初期に完成した志賀直哉旧居を思い出す、タイムスリップしたかのような空間・・・。

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志賀直哉旧居のような、その時代そのお宅に住んでおられた家族や集う人々を想像することはできないけれど、
この獅子閣にどんな方が泊まられていたのだろう・・・?と想像も膨らみました。
そして、1本の柱に組み込まれた木製のらせん階段(柱以外は総松造りで、
艶々の木造建築ならではの輝き!)を恐る恐るゆっくりと?ギシギシ!という音を立てて2階へ上がると・・・。

More 2階へ・・・。
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by tukimi-kai | 2011-10-22 00:02 | 奈良 | Trackback | Comments(2)

秋の七草 万葉人も平成人も・・・

習い事の行き帰り・・・歩いていると、春や夏のような華やかさはないけれど、ひっそり佇んでいるようで癒してくれる野草や野花に出会うことが多く、ふと"秋の七草"と云う言葉が頭に浮かびました。ちらほら秋の七草とは関係のない、田んぼの畦(あぜ)でよく見かける↓見た目が赤飯で赤まんまとも云われる犬蓼(いぬたで)や、ここ最近名前を覚えてじっくり道の畦でよく見てしまうエノコロ草にヒメジョオン(白く小さな花)に、下の写真では、露草(青い花)カンナ(赤い花)にミントの花も載せていますが・・・。
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『Wikipediaフリー百科事典 七草』よると、奈良時代初期の万葉歌人である山上憶良(やまのうえのおくら.660-733年?)の詠んだ2首の歌が"秋の七草"の由来だとか・・・。
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「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花(万葉集・巻八 1537)」
「萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな) 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)」
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秋の七草は、現在で云う1萩の花はそのままで、2尾花は薄(すすき)、3葛花は葛(くず)、「なでしこジャパン」で花も有名になった4撫子は、庭でよく植えられているなでしこ、5女郎花はおみなえし、6藤袴もふじばかま、7朝貌の花が何を指すかについては、朝顔・木槿(むくげ)・桔梗・昼顔など諸説あるそうですが、桔梗とする説が最も有力だとか。
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1月7日に食す"春の七草"と違い、"秋の七草"の行事は特にないけれど・・・。今でも伊勢神宮(外宮)の観月会に備えられたり、昔の人が花野(野の花が咲き乱れる野原)を散策して、花を見て短歌や俳句を詠んでいたことから・・・、秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく、観て眺めて愛でることを楽しんでいたようです。
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調べてみると、意外にも"秋の七草"(藤袴や女郎花や撫子意外)は、身近な自然な?環境下で、今も昔と変わらず生育していることに少し感激しました。京都では藤袴を後世に残していこうとする保存活動もあるようです・・・。現世の平成のこの時代でも、古来の奈良時代の万葉人と同じ"秋の七草"のある風景を眼にできることや、その"秋の七草"を観て何かを感じる心になったことにも、少し驚きや発見をした気がしました。

More 時代の先駆者の名言と・・・。
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by tukimi-kai | 2011-10-09 01:09 | 奈良 | Trackback | Comments(2)

秋風索漠 気温の変化

先週まで日中は暑いくらいの暖かさでしたが、10月に入るや否や28度から22度(最低気温は12度)前後と、急激に気温は下がり、秋らしさから冬へと近づく気配も感じています。奈良の朝晩はかなり冷えてきて、秋冬モードへの衣替えはしたのですが、家の模様替え(室礼)は日々の忙しさや体調の悪さもありなかなか進まず・・・。
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「今日は調子悪いから、ゆっくりしよう~。」と言う私に「いつも調子悪いし・・・、調子がいいとは聞いた事がない・・・。」と云われドキッとしたり・・・。けれど、晴れ渡る秋高馬肥な空を気持ちよく感じたり、どこからともなく香ってきて、咲いていることを教えてくれる大好きな金木犀の香りに癒されたり、夜はこおろぎもやさしい音色で合唱し始めたり、始めはひんやりした布団も体温で温まると心地よく、暑い夏とは違うぐっすり眠れる環境を有難く思ったり・・・と秋ならではの楽しみもたくさん見つけたいなと思います。
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我が家のベランダ庭のデラウェアの葡萄は、いつもと代わらず自然な甘さの小さな実をつけましたが、気温の変化と共に徐々に葉は色づき枯れつつあり、それも何だか秋らしい気もしたり・・・。シークワァサーは、今年はアゲハチョウの幼虫のお客様が来なかった(蜂に食べられた)ので、葉が多く生い茂り実がたくさんついて、まだ稲刈りを待つ稲穂のように、収穫の時までにもうひと成長してほしいと願って毎日観察中・・・。
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9月も終わりのある日、アゲハの幼虫の代わりに訪れた、蛾の幼虫に食べられたオリーブの木の、葉のない枝先では・・・、アキアカネというお米の品種と同じ名前のトンボ(この種のトンボが赤とんぼと呼ばれている尾の赤いトンボだそう・・・)がじっと止まっていました。
来週から寒くなるとのことで、秋風が吹くかは分かりませんが・・・。「秋風が吹き、草木が生気を失いうら寂しくなるさまや、盛んだった昔の面影もなく、ひっそりとして わびしいさま」をいう"秋風索漠"(しゅうふうさくばく)の言葉通り、「物事の勢いが衰えて、物寂しくうら悲しい」気持ちをあまり感じないように楽しく過ごしたいなと思っています。

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by tukimi-kai | 2011-10-02 02:21 | 奈良 | Trackback | Comments(2)


大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


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