観音の道 長谷寺

ここ最近月に1・2回ほどしか、仕事やスポーツクラブ以外!?外出も外食もしない我が家なので、
お正月にお出かけ!?した初詣は貴重な外出なので、その様子も旅記録のように綴っておきたいと思います。

お正月の2日は、毎年一人実家へ帰り、姉家族や両親とともに、
奈良県桜井市の長谷寺へ参拝するのがここ数年の恒例行事となっています。

詳しくは一昨年の記事/「記紀万葉 長谷寺」で、
長谷寺のことは詳しく説明していますので、今回はさらっとHPを参考に建物もご案内しながら…。

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通常初詣と云えば、神社に多くの方がお詣りされますが、子供の頃から実家では近所の神社と、
こちらのお寺へお詣りする習わしで…、けれど『ゆく年くる年』で放映され、四季の花を楽しめるお寺としても
人気となってから…、年々参拝者が増え、時間にもよりますが、今年は初めて駐車場で渋滞に合う事に…。
道が狭く交通事故や渋滞を避けるために、一方通行の道順で、出来れば公共機関を利用されるのがよさそうです。

入母屋造本瓦葺の楼門である長谷寺の総門仁王門では、毎年なぜか記念撮影…。

両脇には仁王像、楼上に釈迦三尊十六羅漢像が安置されているにもかかわらず、
ゆっくり見ることもなく、今回は門松の立派さに感動し、今年初めて父が作った角松との比較に…。

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そして、重要文化財であり、108間399段、上中下の三廊に分かれてる登廊(のぼりろう)では、
中央上のレトロな長谷型灯篭と、獏山先生のデザイン文字のかわいい「長谷寺/献灯」と書かれた行燈に、
夜は照らされる光でいざない、昼間はそのかわいらしさや美しさを足元両上に見、
登廊脇にきれいに植えられた(寒牡丹とずっと思っていましたが)冬牡丹が
長い登廊を上がる人を飽きさせることなく、ゆっくり石段を進み撮影しながら…。

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登廊は「平安時代の長歴三年(1039)に春日大社の社司中臣信清が
子の病気平癒の御礼に造ったもので、下・中廊は明治27年(1894)再建」されたそうです。

歩くのに夢中な方は気づかない、長谷寺六坊の一つ、清浄院跡地に建つ宗宝蔵(右手)では、春と秋に開扉して
長谷寺に伝わる国宝・重要文化財等の宝物公開を行っているのだとか。写真は昭和寮(左手)ですが…。

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そして登廊を登り切ると、目の前に国宝本堂が…。(今回猫夫がいない為、写真が少ないです…)
手水を済ませ、これまでは奥の院へ行ったり、お守りを買っていましたが、今回は国宝である礼堂で拝み、おみくじを引き…。
そうこうしていると、偶然にも毎年タイミングよくなりはじめる、太鼓と法螺貝(ほらがい)の音…。
12時の時報のようなもので、役行者ゆかりの法螺貝は、姪っ子たちも毎年聴いてるにもかかわらず、今年は興味津々…。
きっと部活の吹奏楽で楽器を演奏しているためか、「あれが法螺貝??」と驚いていました。

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そしてそれが終わるとぐるっと、礼堂の南の外舞台で、礼堂(外陣)らいどう(げじん)へ…。
小初瀬山中腹の断崖絶壁に懸造り(舞台)された南面の大殿堂は、清水寺の舞台ともよく似ていますが、
すばらしい景色が眺められるところ…。云い伝えにもある天然記念物指定「天狗杉」の天狗にでもなった気分に…。
今のこの季節であれば雪景色であればより素晴らしいとも思いますが、
雪だと坂が多く、歩くのも危険なうえ…寒すぎて私には到底無理なので…、春夏秋冬の素敵な景色はHPをぜひご覧くださいね。

景色を楽しみ、こちらでも記念撮影!?しようとしたら…、皆バラバラになり見当たらず…今年はこの辺りから別行動…。
集合は決まっているので、一人二人三人…子供だけを一人にしないでそれぞれ好きに参拝しながら…。

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平成16年には国宝に指定された現在の本堂は、慶安三年(1650)三大将軍徳川家光公の寄進によって再建されたものだそうです。
その片隅にある賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)の通称びんずるさんに拝むのは、この数年それぞれ病気持ちの我が家では当たり前の慣わし…。

そして、その本堂の回廊からよく見える、昭和の名塔と呼ばれた、昭和29年戦後日本に初めて建てられた五重塔を眺めながら…
本堂を後にし…次に向かったのは…。
(ちなみに、歩きに余裕がある方は、本堂を出られ階段を下り、御守授与所先にある、階段を上がると、
「純和様式の整った形の塔で、塔身の丹色と相輪の金色、軽快な檜皮葺屋根の褐色は、
背景とよく調和し、光彩を放っている」五重塔は、間近にも見れます。)

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すぐ右手にあらわれる、一昨年平成24年から!?開扉された大黒天立像(お顔がユーモラス!?)が安置されている大黒堂でもお詣りし、
(大きな石の打ち出の小づちと近くにはネズミが…)200円のおみくじを引きます。
昨年初めて姪っ子とそれぞれの家を代表してコッソリ引いたら…、二人とも大吉で、
しかも中に入っているかわいい金のお守りは、何が出てくるかが楽しみで、
今年はそれを見ていた姉夫婦や父もおみくじを引き、かわいいお守りを気に入りそれぞれの財布の中へ…。

階段を下りると、長谷寺を開いた徳道上人(とくどうしょうにん)像の安置されている開山堂等があり
またそれぞれの願いを込めて拝み、皆の待ち合わせ場所の御守授与所の前の自動販売機の前へ…。
そこでゆっくりお茶や子供達はジュースを飲み、その後ゆっくり…まためいめいに御守授与所で、今年1年間の安全や厄除け等を願いお守りを購入します。

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今年は姪や甥はお数珠を購入し、4歳6か月の夏娘まで、自然に小さなお数珠や
好きな兎の起き上がりこぼしのお守りに花守りをちょうどいい買い物かごにポンポン入れ、購入することに…。
なぜだか安産守りや縁結びのお守りを「これ何?」と興味津々な夏娘のおませさんぶりを再確認…。

少し休憩もして体も温まったところで、階段を下り、帰ることになりますが…、今年立派な門松が気になり、
事相・教相の根本道場である大講堂や書院などがある、本坊の方へ…。
天皇皇后両陛下が来られた時もこちらには寄られたとか。

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HPより本坊は、
「寛文七年(1667)徳川将軍の寄進で建立されたが、明治四十四年(1911)炎上。
現在の堂宇は大正十三年(1924)に再建された 総檜造りの大殿堂で、
平成二十四年三月三十日奈良県指定有形文化財に登録された。」
ものだそうで、こちらから一望できる本堂の景色も絶景です。

「西国三十三所巡礼は、一説に奈良の長谷寺(はせでら)を開いた徳道上人(とくどうしょうにん)によってはじめられ、
その後、花山法皇(かざんほうおう)の中興を経て広がっていったものと伝えられています。
そもそも霊場が三十三所に定められたのは、『法華経(ほけきょう)』普門品(観音経)(ふもんぼん/かんのんぎょう)に
説かれる、観音菩薩が三十三の姿をあらわして衆生(しゅじょう)を救済するという三十三身(さんじゅうさんじん)の教えに基づくと考えられます。

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それぞれの霊場は宗派も一様ではありませんが、いずれも観音菩薩を本尊として祀(まつ)っており、
三十三所の巡礼は、宗派を超えた観音の道ということができます。」

そして、その功徳に与るために、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、
現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされるとも考えられているのだそうです。

多くの方がある時期ある年齢になり、死を身近や目前に感じた時から!?西国三十三所巡礼を意識するのには、
それぞれの心の中に、人間だけの力ではどうすることもできない救いを求めたり、
これまで生きてきた中で自責の念や懺悔の気持ちや罪の意識を後悔し、
また自分の死後も生き続ける人々や家族の事を願う気持ちの現われなのかなとも思います。
また今回姪や甥とともにお詣りし、小さな子どもの心の中にも、身近な人の死と向き合う時や
仏前にお祈りやお詣りをした時や、こうした家族で初詣なりともお寺参りをすることで芽生える観音様への思いや信仰が、
宗派を超えた"観音の道"につながるのかなとも思った今年の初詣となりました。



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*おまけ*
今年は4歳6か月となった姉の夏娘の成長が何より楽しく明るく家族をしてくれていました。
昨年夏の結婚式では、大勢の人の中でピンクの大きめのドレスに身を包み、人見知りの照れ屋さんのかわいい表情を
見せてくれていたのに、秋の親族のお通夜では保育所の体操着で参列し、
帰り際には入口まで見送るのに「バイバイキ~ン」と葬儀場全体に響くくらい大声で叫んでいました。

そして今年のお正月は、長谷寺内の階段から平地までの全行程を手は繋いでいたものの、
すべて自分の足で歩き、帰ってからは2度公園を往復し、滑り台やジャングルジムを登ったり下りたり
繰り返す体力のありように驚いてばかりの、小さな体に秘めたパワーをもらいました。
本堂ではちょっとお疲れで座り込んでいますが、次の瞬間すくっと歩き出したり、本坊を後に
ふらふらっと左右に体や頭を揺らしながら身軽に鼻歌まじりに歩いている姿もかわいい限りなのでした…。
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by tukimi-kai | 2014-01-15 21:54 | 奈良 | Trackback | Comments(0)
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