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衣食住

御節料理 無形文化遺産の中の和食

今年も11日が過ぎてしまいましたが、なんだかお正月が終わってしまうと…、
まだ間もない2014年の新年1月だと云うのに、ただの日常という気がして、
毎日ゆっくり…でもなぜかあわただしく(入院が迫ってきたため?)過ごしてしまいがちなので、
お正月の記録をしっかり残しておきたいと思います。

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今年も何とか料理苦手な私もできる"詰め合わせおせち"(勝手に命名!!)は完成しました。
お陰でお正月の三が日は、おせち&"お雑煮"&おもちのみで、料理することがなく助かりましたが…、
今年は"煮しめ"を作らずとも、"紅白なます"と元旦の日の"お雑煮"の準備に1時間?
お買いものや"数の子"担当の猫夫が購入してきたお節類を切って詰めてに2時間…。(コタツでゆっくりNHK紅白を見ながらですが…)

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もう来年からは、海外旅行?でも国内旅行でも?購入高額おせちでも?安くていいので…
"御節料理"??"詰め合わせおせち"!!をも作らずにお正月を過ごしたいと、切に願うくらいなぜだか疲れていました。
ちなみに、"御節料理"(おせちりょうり)とは、「節日(節句)に作られる料理。
節日のうち最も重要なのが正月であることから、"正月料理"(しょうがつりょうり)を指すようになった」そうです。

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一つ一つの食材に家族一人一人への願いや気持ちをを込めて、大切に作る
NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』にでてきたような"御節料理"ではなく、
あくまでもお正月の三が日食べ繋ぐためと、実家母とのおせち交換(これが年々身体によく美味しく感じます!!)と
猫夫の満足感を得るための料理苦手主婦の"詰め合わせおせち"だからかもしれません。

けれど理想は理想で、見た目はなんだか華やかで、少し美味しそうではありませんか??
昨年一昨年の様子はこちら➸2012年「冷吟閑酔 3重おせち」2013年「永寿嘉福 詰め合わせおせち」(レシピリンクあり)


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昨年登録された無形文化遺産の和食の定義は…、特になく
特徴として、簡単にすると、多様な食材でその持ち味を尊重し、四季を感じ、家族の健康を願って
用意したりこしらえたり、(購入してもOK!!)を人と人のコミュニケーションの場として食を楽しむ文化なのです。

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今回登録されたのは、「"食に関する慣習"でユネスコの無形文化遺産登録が対象とするのは、
"無形"の文化なので、特定の食事を申請・登録することはできない」のだそうです。

ちなみに、無形文化遺産(むけいぶんかいさん、Intangible Cultural Heritage)は、
「ユネスコの事業の一つ。同じくユネスコの事業である世界遺産が建築物などの有形の文化財の保護と継承を目的としているのに対し、
民族文化財、フォークロア、口承伝統などの無形のもの(無形文化財)を保護対象とすることを目指したものである。」
そうで、同じように昨年2013年登録された富士山は、世界遺産の中の文化遺産で条約が異なります。

お正月はそんな家族や友人知人とでも食を囲む機会があれば、和食である無形文化遺産の継承出来ているという事になりそうです。
皆様も一口でもおせち料理を食べられたり、仲間とともにお食事されましたか??
下記にきちんとした和食の特徴を抜粋させてもらっておきます。

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農林水産省HPより
「ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食;日本人の伝統的な食文化」とは
南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、
そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。
このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を、
「和食;日本人の伝統的な食文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録申請しています。」

そしてこの申請が通り、2013年ユネスコ無形文化遺産に登録されたわけです。

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和食」の特徴
1 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。

2 栄養バランスに優れた健康的な食生活
一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿、肥満防止に役立っています。

3 自然の美しさや季節の移ろいの表現
食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しみます。

4 正月などの年中行事との密接な関わり
日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。」



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文化庁PDF版より
「委員会は,我が国から提案の「和食;日本人の伝統的食文化」
1. 日本が人類の無形文化遺産の代表一覧表への記載に向けて,
和食;日本人の伝統的な食文化-正月を例として-(No. 00869)を提出したことを受け止めた。

「和食」は,食の生産,加工,調理や消費に関する技能,知識,伝統に基づく社会的慣習である。
それは,自然資源の持続的な利用と密接に関わる自然の尊重という根本的な精神に関連している。
和食に関する基礎的な知識と社会的・文化的特色は,正月行事にその一典型を見ることができる。
日本人は,新年の神々を迎えるため,餅つきをし,また,縁起ものとしての象徴的な意味を持つ,
新鮮な素材を使い,美しく盛りつけられた特別な料理を準備する。
これらの料理は,特別な器に盛られ,家族やコミュニティが集って食される。
地域で採れる米,魚,野菜,山菜等といった自然の食材がよく用いられる社会的慣習である。
家庭料理における適切な味付けその他の「和食」に関する基本的な知識や技術は,
家庭で家族が食事を共にする中で伝えられるものである。
また,草の根グループや学校の教員,料理のインストラクターも,フォーマル及びノンフォーマルな教育や
実践を通じ,知識及び技術の伝承を担っている。」



お正月の元旦に"詰め合わせおせち"を食べ、2日は実家でももらったパック詰めだけれど、本格的"御節料理"をいただき、
3日は風邪でダウンなため"お雑煮"、4日は世界遺産への初詣の帰りに、思いがけない"おせち料理"をいただき…。
和食が「日本人の伝統的な食文化」として、昨年2013年ユネスコ無形文化遺産に登録されたお陰で、
よりその意味やこれからの食生活、子どもたちへの食育を考え見直すきっかけとなり、
日本でもしっかりと受け継がれていければ、健康も維持されるのだろうなと考える
"おせち料理"の大切さを再確認できた、そんな2014年のお正月の食生活でした。(猫夫風)



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by tukimi-kai | 2014-01-11 17:11 | 衣食住 | Comments(0)

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by tukimi-kai
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