秋の七草 万葉人も平成人も・・・

習い事の行き帰り・・・歩いていると、春や夏のような華やかさはないけれど、ひっそり佇んでいるようで癒してくれる野草や野花に出会うことが多く、ふと"秋の七草"と云う言葉が頭に浮かびました。ちらほら秋の七草とは関係のない、田んぼの畦(あぜ)でよく見かける↓見た目が赤飯で赤まんまとも云われる犬蓼(いぬたで)や、ここ最近名前を覚えてじっくり道の畦でよく見てしまうエノコロ草にヒメジョオン(白く小さな花)に、下の写真では、露草(青い花)カンナ(赤い花)にミントの花も載せていますが・・・。
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『Wikipediaフリー百科事典 七草』よると、奈良時代初期の万葉歌人である山上憶良(やまのうえのおくら.660-733年?)の詠んだ2首の歌が"秋の七草"の由来だとか・・・。
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「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花(万葉集・巻八 1537)」
「萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな) 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)」
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秋の七草は、現在で云う1萩の花はそのままで、2尾花は薄(すすき)、3葛花は葛(くず)、「なでしこジャパン」で花も有名になった4撫子は、庭でよく植えられているなでしこ、5女郎花はおみなえし、6藤袴もふじばかま、7朝貌の花が何を指すかについては、朝顔・木槿(むくげ)・桔梗・昼顔など諸説あるそうですが、桔梗とする説が最も有力だとか。
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1月7日に食す"春の七草"と違い、"秋の七草"の行事は特にないけれど・・・。今でも伊勢神宮(外宮)の観月会に備えられたり、昔の人が花野(野の花が咲き乱れる野原)を散策して、花を見て短歌や俳句を詠んでいたことから・・・、秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく、観て眺めて愛でることを楽しんでいたようです。
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調べてみると、意外にも"秋の七草"(藤袴や女郎花や撫子意外)は、身近な自然な?環境下で、今も昔と変わらず生育していることに少し感激しました。京都では藤袴を後世に残していこうとする保存活動もあるようです・・・。現世の平成のこの時代でも、古来の奈良時代の万葉人と同じ"秋の七草"のある風景を眼にできることや、その"秋の七草"を観て何かを感じる心になったことにも、少し驚きや発見をした気がしました。



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1976年にガレージで製造したマイクロコンピュータから開発を繰り返し、大成長した米アップル社の創業者の一人、スティーブン・ポール・ジョブズ氏がお亡くなりになられました。その早すぎる死に(享年56歳で膵臓がん)、世界中の人々が衝撃を受け、哀悼の思いを感じています。
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そのカリスマ性の高さから、アップル社の製品同様、世界中の多くの人を魅了した名言も数多く残され、その中でも今強く心に響いたお言葉を・・。

「33年間、毎朝自問自答してきた。今日が人生最後の日なら、今日やろうとしていることが、本当にやりたいことなのかと。その答えが何日も“ノー”なら何かを変える時だ。・・・・・・
あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。」

また、今日偶然にも見たNHKTV土曜ドラマスペシャル『神様の女房』では、経営の神様として国内外でその功績が語り継がれる、パナソニック(旧松下電器産業)創設者の松下幸之助氏を、妻としてパートナーとして支えた奥様のむめのさんの視点で描かれた話(来週土曜21:00-3話があり)が放映中でした。彼も経営者としてだけではなく発明家としても、松下政経塾を立ち上げ政治家を育成したりと、スティーブン・ジョブズ氏と共通する天性の才能や先見の明を持っていらして、後世に繋げる取り組みもされて・・・。この世の中にはそういう天才や神様と呼ばれる成功した人もいる中で、逆に成功しない人はどう違うのかなと考えたりも・・・。前から感じていたけれど、今日そのドラマの中で、松下幸之助氏が言い放った言葉は「成功の秘訣は続けること」でした。どんなことがあっても自分の選んだことや信念に基づき、続けることの大切さを改めて感じ、その時代の先駆者から贈り物をいただけたように思いました。

Webの世界をこの時代に教え広め、後世に残してくれたスティーブン・ジョブズ氏に感謝し、
ご冥福をお祈り致します。

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by tukimi-kai | 2011-10-09 01:09 | 奈良 | Trackback | Comments(2)
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Commented by rakurakurakuko at 2011-10-19 16:57
奈良は少し歩くと自然がいっぱいでやっぱりいいですよね~。
草花の名前はあまり知らなかったのですが、そちらにすんでいる間に随分覚えました!
秋の七草の萩、新薬師寺の境内で綺麗に咲いていたのが思い出されます!!
Commented by tukimi-kai at 2011-10-19 20:18
楽子さんも、いろいろ草花覚えられたんですね~。
こちらの萩もススキも葛もヒメジョオンも・・・
あの!?坂道沿いのものなんですよ。
気持ちが騒がしい時も、健気に自然に咲いている草花にほっとします。
これからは紅葉の季節・・・楽子さんも名古屋の秋を楽しんでくださいね。


大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


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