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衣食住

三位一体 ツバメの巣立ち

ツバメ(燕)が玄関前の換気口の上に巣を造るようになって、3年目にようやく(たぶん・・・?)巣立ちを迎えることができました。というのも、昨年一昨年は、朝かわいくピーピーっと鳴いていた数匹のツバメの雛が・・・、夕方帰ってくると、一匹残らずいなくなっていたからです。(今回も旅の記録の途中ながらも・・・ツバメ日記になっています。040.gif
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はじめは人間によるいたずらか?蛇?かと訳がわからず思っていたのですが、ばっさばっさと大きな羽を広げてベランダに止まったり、カーカーと大きな声で大群で飛び回っていたり、今年の6月には、軒下を隈なく覗き込み、明らかにツバメの巣を探しているカラスの姿を見つけ「犯人はカラスに間違いない!」と確信しました。ツバメがほとんど人が作った人工物に造巣し、民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で繁殖する傾向があるのは、カラスなどの天敵から雛を守る為だということにも納得・・・。
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そうして向かえた今年の6月も、何もないところから、どこから取ってきたのか、あっという間に田の土や藁できれいに巣作りを完了した、1号目のツバメ夫婦・・・。人が近寄ると飛び立ち、とても小柄で気弱な夫婦で、カラスが鳴く度に、大丈夫かなと心配していたのですが・・・。やはり待っても待っても夜は巣に入るものの、雛が生まれる事もなく姿を消し、なんだか淋しく今年もダメかとあきらめかけていました。
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ところが空いている立派な?巣を見つけた(あくまで推測・・・)2号目の若い?ツバメ夫婦が、ちょこっと修復をしただけで、新たな巣の住人となりました。それから1ヶ月近くして、ようやくたまごを温め、ずっと一羽が巣の中にいて(抱卵日数は13 - 17日)2週間ほど・・・。待ちに待っていた雛の誕生(今回は少ない3匹.一腹卵数は3 - 7)は、7月7日の明け方(これも推測・・・。通常産卵期は4 - 7月ごろ)でした。でもこれからが心配な毎日・・・、カラスの繁殖期は過ぎていたようでしたが、夫は「カラスは、巣や雛を見つけてもすぐには襲わず、少し大きくなるまで待つそうだ。」とまた心配なことを言う始末・・・。
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けれど、さすが2号目の若い?ツバメ夫婦・・・心配は払拭されました。この夫婦かなりの強気で、住んでいる私たちが出入りする度に、人間にも屈せずバタバタと飛び掛って、遠くに行くまで観察したり、旋回してまた飛び掛ってくるくらい勇敢に?子どもを守るのです。しかも数匹のツバメたちが旋回している時もあり、皆で雛を守っているかのようでした・・・。
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しかも子どもにも教育がなされているようで、人が近づくだけで、嘴(くちばし)だけが大きく目立つまだ小さな雛たちは、すくっと身を潜め、巣の奥下にすっぽり隠れてしまうのでした。途中の写真が少ないのも、雛が身を潜めて隠れてしまう為です。そうしてすくすく成長し、2週間経とうとした日の前日(7月24日)、そろそろ巣立ち(巣内での育雛日数は20 - 24日)かなと思い、夜こっそり写真を撮って見ました。
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すると先に巣立ちをして帰ってくることもないようだった、一羽のひなツバメも一緒になって、今では小さくなった巣の中で、3匹兄弟水入らず!?で仲良く?している姿が・・・。予想通り翌日に3匹は姿を消したので、きっと?絶対に!巣立ちしてくれたと信じて、元気に飛び続けていてほしいです。
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ツバメの3匹の兄弟の姿を見て、三者が心を一つに合わせること"三位一体"(さんみいったい)と言う言葉が浮かんだものの・・・。子どもの成長には、親だけでなく子ども自身も、周囲の人々の(今回はツバメ?)協力も必要だなと感じた、嬉しい出来事でした。長い文章におつき合いいただき、ありがとうございました。


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三位一体 ツバメの巣立ち_f0221708_1113337.jpg子どもの雛ツバメが巣立った翌日もいつもとかわらず、玄関前の柵の上で監視をしているような親ツバメ・・・。なんだか本当に巣立ったのか少し心配になる反面、近寄るスズメに困っていた時、何度か追い払ってあげたお礼に来てくれたのかな~とも勝手に思ったり・・・。
『ウィキペディア』より
「巣立ちを終えた雛と親鳥は、河川敷や溜池(ためいけ)の葦原(よしはら)などに集まり、数千羽から数万羽の集団ねぐらを形成する。小規模ではあるが、繁殖前や繁殖に参加していない成鳥も集団ねぐらを形成する。日本には夏鳥として春先に飛来する。日本で繁殖するツバメの主な越冬地は台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などである。」とあり、そんなに遠くまで無事に飛んで行けますようにと願う気持ちと、少し自由に飛んでいけるツバメたちを羨ましくも感じるのでした。
Commented by miyo at 2011-07-27 18:07 x
ツバメが巣を作る家は幸せになれるって聞いたことがあります。
kimiさんのおうちだからこそ、
ツバメ達は選んで巣を作ったのではないでしょうか。
やさしく静かに見守ってくれたkimiさんご夫婦に感謝しつつ
子ツバメ3兄弟は、きっと元気に巣立ったことでしょう。
青い空に向かって飛び続ける成長した子燕の姿が
目に浮かぶ気がしますよ。

ちなみに、
我が家のベランダ外側に大きなツツジの植木があるのですが、
2年連続でアシナガバチが巣を作ったことがあります。
アゲハがベランダをしょっちゅう訪れ、(蝶が大大大の苦手)
アリが許可無く家の中を闊歩してます。
あ~~ん、虫しか寄って来ない我が家。
燕さん、来てくれないかな~~(涙)
Commented by kimi at 2011-07-28 12:02 x
miyoさん!やさしいコメントありがとうございます!!
子ツバメ本当に巣立ったのかなと今だに心配していますが・・・。
雨の日も台風の日も、何度も何度も行ったり来たりと
生きた虫を与え続けた親ツバメには、わが身を削るような
子育ての大変さや、親の強さを教わったり・・・。
毎日糞をお掃除してくださっていた方にも感謝しています。
今年こそ幸せが来てほしいけれど・・・、夫とは大喧嘩中・・・。

ちなみに我が家でもアゲハの幼虫がちらほらで、
昨年一昨年は20匹くらいのお客様で大変でした~。
私も虫や鳥も苦手でしたが、いつの間にか観察しだすと
少しずつ可愛く感じてきたりして・・・。特に蝶は
「亡くなった人の魂や霊の代わり姿」ときいてからかな。
アリもかわいそうだけれど「アリの巣コロリ」は効果てきめんですよ~~。
by tukimi-kai | 2011-07-26 21:13 | 衣食住 | Comments(2)

大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


by tukimi-kai
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