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東日本大震災

内部被爆 避ける工夫

毎日暑い日が続いていますが、皆様体調はいかがでしょうか?今日から関西電力の使用電力状況(Yahoo!JAPANトップページ)が毎時更新され、節電を呼びかける取り組みが始まりました。けれど・・・、昨日は熱中症による緊急搬送や死亡のニュースも取り上げられ、節電のために電気を控えながらもこの猛暑をどう乗り切るか・・・この夏は昔のような工夫が必要なのかもしれません。
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ホットスポットと呼ばれる周囲の地区に比べ、高い放射性物質の蓄積されている場所が、各自治体(東京都は特に)や農業に関わる企業を中心に、独自に調べる取り組みもなされてきました。実際、6月9日には茨城県内の下水処理場で採取した汚泥の焼却灰から、高濃度の放射性セシウムを検出したと発表され、震災後すぐに原発事故の水素爆発で、風に乗って飛んだ放射性物質が地表面に蓄積し、雨で流れ込んだことや、焼却したことにより汚泥が圧縮されたことが原因とみられているニュースや・・・。27日は、東京都と東京23区清掃一部事務組合が、一般家庭ゴミなどを処理する23区内の清掃工場のうち、江戸川清掃工場で発生した焼却灰から、1kgあたり8000ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたと発表したそうで・・・。一般ゴミの中には、放射性物質に汚染された地表面を覆っていた芝生や夏草を刈ったものが、焼却灰として濃縮される形で現れたのだということですが、同組合によると、灰はフィルターで集められ、運搬時などは密閉しているほか、施設周辺の空間放射線量の測定結果からも、外部環境への影響はないとみて安心していいのだとか。逆に福島県のある地域では、地表面を覆っている草や土を除けると、全く放射線に汚染していない事も分かったり・・・。
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また福島県全県民200 万人の健康調査が開始され、一般のスクリーニング検査結果をもとに、内部被爆の危険性のある方(震災後、水道電気ガスのライフラインが途絶え、水汲みや物資の供給を求めて外で並び、被爆をしていた危険のあった親子も父親のわずかなセシウム検出だけで安心していたり、子どもの尿からもセシウム検出のニュースも)を、ホールボディカウンターで調べる取り組み(ストロンチウムはホールボディカウンター計測できないらしく、尿便等で詳しい検査が必要という意見もあり)や被爆した方を受け入れる病院の確保も行なわれ始めたようです。これまで食品や焼却灰や作業員へも線量計をかざした外部被爆量がニュースなどでも問題視されてきましたが、ようやく東電も政府もメルトダウンにメルトスルーなどの福島第一原子力発電所の事故を認めた結果、TV等のマスコミも身体の中に入ってしまう恐れのある内部被爆についても特集が組まれたり、現状の真実?に近い報道がなされつつあるように思います。
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政府は市場に出ている食品は安心して食べても大丈夫という見解ですが、2ヶ月前にサンプルとして調べたきりの野菜を出荷している農家や、逆に個人的に地域で団結して、安心して食べていただける食材をと、放射性物質が含まれていないかの検査にだして努力している農家も増えてきています。昨日NHKTVの『あさいち』という番組でもその特集がありました。『一からわかる内部被爆』で分かりやすく説明されていましたので、一部抜粋しておきます。後日、内部被爆に関するもう少し詳しい?特集も予定されているよう。

「内部被爆とは、大気中や食べ物などから放射性物質が体に入り、長期に渡って放射し続けることによって起こるのが内部被ばくです。
ヨウ素はほとんど甲状腺に、
セシウムは筋肉など全身に、
ストロンチウムは骨に蓄積しやすいと言われています。そして、細胞内に蓄積した放射性物質は、その周辺の細胞を傷つけ、特に遺伝子の鎖を断ち切るなどして、がんを引き起こす原因になるのです。」
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またその放射性物質からの内部被爆を避ける工夫として、「洗う」「ゆでる」「酢漬け」にすることが効果的だという基本的な調理術が紹介されていました。
1.しっかり洗う。
じゃがいもやにんじん、ほうれん草などの野菜は、土を落とし丁寧に洗い、皮をむくことで放射性物質の30-50%程度を取り除くことができるそう。
2.ゆでる。酢の物にする。
肉や魚は「煮る」ことがおすすめだそうで、水溶性のセシウムやストロンチウムの放射性物質が流れ出ているゆで汁や漬けた酢水は捨てることが大切で、放射性物質の40-60%程度を取り除くことができるそう。
3.ペクチンや食物繊維を多く摂る。
ペクチンは、水溶性の分子が細かく、セシウム137等の水溶性放射性物質の体外排出が多いのだそう。ジャムなどにあるペクチンですが、すりおろしたリンゴ(離乳食のお子さんに)やココアや柑橘類の果物やキャベツなどの食物繊維を万遍なく摂るのがいいとのことでした。(「チェルノブイリ放射能と栄養」参考・・・市販されている本ではないため、入手は困難だそうです。)
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できればこれらのことにも気をつけながら、以前記事にした「被爆予防 日本の伝統食」も参考に、放射性物質を出来る限り避けて、出来る限りその被害を予防できるように、家族の健康の為に今できることをしていただきたいと思い記事にしました。写真は初夏に食べたおかずをまとめたものですが、これから私も気をつけたいと思います。

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by tukimi-kai | 2011-06-30 21:14 | 東日本大震災 | Comments(0)

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