梅雨本番となり、毎日雨降りの続く中、今日は梅雨の中の晴れ間・・・。月日が経ってしまいましたが、よく晴れた?5月晴れの日に訪れた、律令制(りつりょうせい)で定められた令制国の時代の大和国中部を指す地域の呼び名(奈良ではよく使われていますが、線引きは曖昧)、中和(ちゅうわ)のドライブ旅によければおつき合いください。 一般に「奈良」と言えば観光でも多くの方が訪れる奈良市内などの早くから開発が進んだ北和とは違い、「中南和」は山林や農村地帯が占めている昔ながらの風景が残る郷愁を感じるところ・・・。また「中和」といっても、近鉄奈良線(奈良では臙脂の車両が一般的)を東西の軸として?開発が進み人口も増加している大阪南部のべッドタウンとも云われる香芝市や大和高田市を中心とした西部と、盆地故の農村地帯や古墳などの歴史的遺産も多く残る橿原市や桜井市、天理市を中心とした東部では表情が異なります。
大和川沿いの道を進み、国道169号線の近くには、日本最古の道と云われる山の辺の道のあるところ・・・。TVドラマ『鹿男あおによし』でも有名になった三角縁神獣鏡が出土した、奈良県天理市柳本町(ドラマの中では明日香で出土したように画かれていましたが・・・)にある黒塚古墳(くろつかこふん.くろづかこふん)に、卑弥呼のお墓とも呼ばれる箸墓古墳(はしはかこふん)・・・。(黒塚古墳資料館は、道沿いに大きな駐車場があり行ってみたいなと思っています。箸墓古墳へは以前の記事をよければどうぞ。)
「万葉の里」と云う言葉がピッタリだと思うのですが、いかがでしょうか・・・?こちらは桜井市三輪(みわ)にある大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体でもある三輪山です。人の手が入っていないせいで、杉や檜も少ない雑木林(ぞうきばやし)が自然なままで残り、季節は違いますが「山笑う」という季語が当てはまるような気がしたりも・・・。
この奈良を東西に横切る中和幹線からの風景は、昨年5月に桜井まで工事が進んだお陰で見渡せる絶景です。しかもいつも一人で運転していては撮影できないのだけれど、今回は助手席なので撮影可能に・・・。写真は、三重県や長谷寺方面の東へ向かって車を走らせて見える景色ばかりですが、逆の西方面へ向かう際には、大神神社の大鳥居や大和三山に二上山も見え、鳥目線のようなその光景は、毎回ちょっと感動してしまうのでした。
こちらも奈良を東西に横切り、大阪湾へ流れ出る大和川の上流・・・。その源流は長谷寺の近くにあり、上流では初瀬川(はつせがわ.はせがわ)と呼ばれ、万葉の歌にも多く詠まれた歴史のあるところです。
こちらは何度もブログに登場している「こもりくの里」という初瀬にかかる枕詞がピッタリの隠れた?里・・・。 ほとんど人もおらず、ひっそりと静かで、心穏やかな気持ちにさせてくれる落ち着ける場所です。こちらも大和川に流れ込む山から流れ出る岩清水から、おいしいお米を作る棚田の風景もこれからの季節また画になります。 シトシトとたまに降る雨は、何故だか心が落ち着き大好きですが、あまり長く雨降りが続くと体調も悪くなりやすく・・・。「なんだかスッキリしない。頭が重い・・・。身体がだるい・・・。」というようなこの梅雨時期や季節の変わり目の「なんとなく不調」を感じる方も多いのでは・・・? この不調には原因があり、ころころ変わる天気の気圧による変動が(湿度の多さや気温の変化!も)ストレスになり、身体の自律神経に影響している為だとか。自律神経の調整能力を高めるために、自己コントロールすることや、太陽と共に起床就寝するような規則正しい生活に、適度な運動に、正しい食事に、気分転換でこの季節も楽しみながら乗り切りたいですね。
一回で書き記そうと思っていたのですが、かなり長くなりましたので、続きは後編へ・・・。
一回で書き記そうと思っていたのですが、かなり長くなりましたので、続きは後編へ・・・。
by tukimi-kai
| 2011-06-02 18:12
| 奈良
|
Comments(0)