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奈良

奈良日帰り旅*平城京天平祭2011

昭和の日となった国民の休日で、ゴールデンウィークの初日に、
平城宮跡で行なわれた平城京天平祭(4/29-5/5.9:00-17:00.入場無料)へ行ってきました。

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とは言っても、昨年開催された平城京遷都1300年祭で春夏と二度にわたり訪ねた所なので、
再オープンした歴史館や大極殿の見学はせず、昨年とは違った自然なままの平城宮跡と東市西市を楽しむことに・・・。

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また間に合いませんでしたが、午前中は400人の天平行列や、被災地へ向けた祈りの場も設けられていたようです。
開催期間中は毎日、日替わりでイベントが変わりますので、
行かれる方は、駅や入り口で配布される案内チラシやホームページで、場所と時間をチェックされるとより楽しむことが出来そうです。
期間中、東日本大震災の被災者支援のチャリティーフェアやあちらこちらで募金活動もされています。

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近鉄西大寺駅からは、昨年のような往復シャトルバスはなく、同じように歩いている人の後をぞろぞろ歩いて、
10-15分で会場?の西の端に着き、その入り口にある平城宮跡資料館(入場無料)をまずは見学しました。
ほとんど展示品は復元したものですが、この地を発掘・整備した時の状況や、
出土したものから推測される当時の奈良時代の貴族の生活などが分かりやすく展示してあり、歴史にロマンを感じられます。

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平城京遷都1300年祭のために昨年建てられていた建物は、歴史館を除いてすべてなくなり、
その建物内で販売されていた多くのお店が、
東市西市のブースに入り、にぎやかに!?販売されていました。

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奈良ではよく知られた有名店が一堂に集結しているので、アンテナショップようにも感じ、
詳しくお店の場所や商品のことなど店員さんといろいろ話せるのも魅力です。

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まずは春鹿の蔵元から来られた方と酒好き?夫はいろいろ話して、
1ショット100-300円のお酒をいただいたり(お正月以来私は半年振りで、
この日は1日日本酒を呑み続けることに・・・)、遷都餅つきに祭り好き?夫は誘われお餅をついたみたりも・・・。

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昨年の平城京遷都1300年祭に比べ、初日ということや期間が連休中だけと限定されていること、
会場が広いので有料のセグウエイはあるものの移動が大変で、人も少ないように思いました。

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今年は震災の影響で、お花見も自然に自粛してしまう気持ちの方が多いと思いますが、
「人が集まるところに、お金(募金)も集まる」の言葉通り・・・、
世界遺産でもある平城宮跡の場所や催しや自然を楽しみながら、その無料の分を、
商品として買うことや募金をすることで、経済を活性化したり義援金として役立てていただきたいと思います。



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若い?お坊さんたちが、声がかれるくらいの大声で募金活動されておられて、
わずかですが募金させていただきました。代わりに?お坊さんから、
昨年平城京遷都1300年祭で販売していた?吉野檜で作ったのコースターをいただいて、より有難い気持ちに・・・。

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今や世界遺産となったこの平城京跡も、以前は古代の都だとは思えない草村や農地、
広大な空閑地(くうかんち)(空き地)だったのだそう(見た目は昨年までは)・・・。
それを1900年(明治33年)から私財を投じて保存・復元しようとする運動をはじめた
棚田嘉十郎(たなだかじゅうろう)と溝辺文四郎(みぞべぶんしろう)のおかげで、
戦後発掘作業が進み、次第にその全貌(ぜんぼう)が明らかになり、
現在は大極殿(だいごくでん)跡や朱雀門(すざくもん)が復元されて、往時の面影の一端が蘇えりつつあるとは・・・。
私はTVの特集で知ったのですが、詳しい説明が「伝えたいふるさと100話」にあります。
今も朱雀門前には嘉十郎像がひっそり立って、指し示しているのは、
願い虚しく命を絶たれた90年後に復元された大極殿の方向・・・。
このお二人のお陰で、当時の平城京の都の存在が明らかになり、世界遺産に登録された功績は大きいと感じました。

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今では、昨年の平城遷都1300年祭のイベント用に造られた多くの建物や休憩スペースも少なくなり、
多くの方が仮設のトイレ(2ヶ所・このイベントが終わればまたすぐに撤去)を使用したりして、
避難生活を余儀なくされておられる方々のご苦労を、ほんの少しだけ感じることが出来るのではないかと思いました。

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広く新緑の平原で、凧揚げをしたり、クラフトショップで作ったもので遊んだり、東市西市で
食べ物飲み物を購入し、クローバーや芝生の上でシートをひいて、ゆっくり話したり呑んだり食べたり楽しんだりと・・・、
皆のびのびと自由に過ごせる事は、本当に幸せだなとも思いました。

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1日ゆっくり過ごすこともいいでしょうし、日や時間が無い方は弾丸ツアーのように観光地をめぐる予定も組め、
楽しむことが出来そうです。そして私たちも時間を忘れて久しぶりに楽しんでいましたが、気づくと夕方近くになっていて・・・・。

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少し急いで大極殿(だいごくでん)に別れを告げ?てくてく歩いて朱雀門(すざくもん)方向へ・・・。

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世界遺産の中に、通常運転の電車の線路が横断しているなんて不思議に感じられたり驚かれるのは、
観光の方だけで、奈良ではこの風景も溶け込んでいます。けれど、きっとこの平城宮跡の全体の場所を、
発掘・整備し確定するより前に、生活の為の交通路を確保されてしまったのかなとも少し考えてしまうのでした。

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朱雀門方向へ行くのには、平城京歴史館に行くので、
朱雀門を真近で見たい訳でもなく・・・疲れているので歩いて駅までは?帰れず・・。

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エントランス広場から、JR奈良駅-近鉄なら駅-奈良県庁前(奈良公園前)のシャトルバス
(どこで降りても200円)に乗り、次の目的の場所へ行く為でした・・・。
まだまだ観光気分で日帰り旅?は続きます。
 



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Commented by kotonote at 2011-05-01 22:50
へ~~~こんなイベントになっていたんですね。
マーケットみたいなのが出ているのがとても魅力的です。
またやるのならぜひ行ってみたいなあ~☆
Commented by tukimi-kai at 2011-05-01 23:10
琴さん、このイベントは5月5日までですよ~。
先日?記事にされていた「ガトードボア」のお店も出店されていました。
クラフトのお店はブースが少なくて・・・、出展者さんとも
話す機会があったのですが、少し盛り上がりにかけると残念そうでした。
駐車場がなく車で行けないのですが、
奈良県庁前(奈良公園)からシャトルバスが出ているのと、
ちょうど朱雀門前の国道向かいにジョーシンがオープンしたので・・。
よかったらこの機会に行ってみてくださいね☆おすすめは平城京歴史館ですが・・・。
Commented by miyorosisanda_you at 2011-05-02 16:25
これが教えて頂いた天平祭りなんですね~。
楽しそうなのに、参加出来なくて残念です。

ところで、大極殿が左側に写っている写真で、
真ん中の遠方に写っている、白い山のようなものって
何なのかお分かりになりますか?
以前、県庁の屋上から眺めた時に気づき、
ずっと長い間、不思議に思っておりました。
Commented by tukimi-kai at 2011-05-02 20:41
さっすが、miyoさん!よくぞ聞いてくださいました!!
伝えたかったのですが、書き忘れていたところ・・・。
実はその白いものは「数年目に廃園した今は無き"奈良ドリームランド"の中にある"マッターホルン"という名のシンボルとして存在し、古くはゴンドラの中継用の支軸として使われたり、また鉄筋性の人工物ではあるけれど、4人乗りのボブスレーがそのマッターホルン内外を行き来するアトラクション施設でもあった。」そうです。楽しい?思い出の多い夫が、なぜかいつも撮影する時、この"マッターホルン"を入れるのでした。「ちなみの奈良ドリームランドは、以前神奈川にあった横浜ドリームランドと同じグループ経営で、日本にまだディズニーランドが出来る前に、本家(ロス)のディズニーランドをイメージして造られた初期の遊園地です。日本で初めてモノレールを導入したのが、奈良ドリームランドなのです。非常に廃園が残念でなりません・・・。」まだまだ夫のドリームランド熱弁が続きそうなのでこの辺りで・・・。
Commented by miyo at 2011-05-03 10:45 x
な~るほど。奈良ドリームランドでしたか。
詳しいご説明をありがとうございました。

実はその昔、子供の頃に見た雑誌に全国の遊園地特集がありまして
奈良ドリームランドも掲載されておりました。
記事を読んで、『ここへ行ってみたい!』と思ったのを今も覚えています。
でもなにせ遠方の上、子供ゆえに願いは叶わず
充分なほど大人になった今は、奈良ドリームランドが無いとは・・・。
つくづく残念です。
Commented by tukimi-kai at 2011-05-03 14:42
miyoさんにも、そんな思い出があったのですね。
奈良にある生駒山上遊園地をのぞいて、数年前に少子化に伴う経営不振?や、施設の老朽化で、あやめ池遊園地に続いて、奈良ドリームランドも閉園になってしまい、閉園の前には多くの方が多くの思い出を懐かしみ、別れに来場されました。我が家でも夫は有給を使って会社を休み、夏のプールを楽しみました。子どもの頃行った事のある奈良県民にとっては、本当に懐かしいところだったのですが、残念ですね・・・。奈良ドリームランドは、ドラマのロケ地(昭和40年代頃?)にも使われたことがあるようですし、YouTubeでもご覧になれるかも・・・。
>子供の頃に見た雑誌に全国の遊園地特集
子どもの頃の鮮明な記憶って、よく覚えているものですよね。雪山の"マッターホルン"だけが、名残深く残っていて、その思い出を蘇えらせてくれているのかもしれません・・・。
by tukimi-kai | 2011-05-01 14:00 | 奈良 | Comments(6)

大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


by tukimi-kai
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