自然療法 春の野花

昨日は震災から3週間がたち、ようやく車にガソリンを入れ、暖かい春の陽射しを感じながら、震災以来始めて実家や姉宅へ・・・。自然な野の花々の咲く田舎の風景や、子どもたちの笑顔に癒されました。山間の実家の近くでは、遠くに山桃の花は咲いているものの、まだまだ山里は寒く、桜も菜の花も来週末以降の見頃を向かえそう・・・。
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建築家の安藤忠雄氏の寄贈もあって、休耕田には毎年100本ずつ今年で300本が植樹された小さな桜の木や、何年も鎮座している大木のような山桜にはたくさん桜の蕾が膨らみつつ・・・。歌手の加藤登紀子さんも参加してくださった菜の花プロジェクトと題しての活動では、読売新聞社やその呼びかけに賛同してくださった方々に、地域のわずかな住民も協力して、菜の花もちらほら咲きはじめています。
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そして、タンポポにオオイヌノフグリにすみれやなずなに、菜の花や水仙や水菜の花など、子どもの頃は極々ありふれた野に咲く花々に、今年ほど勇気付けられ、その小さな花の生命力に心癒されるなんて・・・。自然の持つやさしさやパワーに感動しました。




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本当は、春のこの時期になると、村の人々が一斉に自らの田畑を耕し、夏には水がはられて、田植えが始まり、青く棚びく稲と蛙の合唱に、秋には黄金に頭を垂れる稲穂と、季節を通してみる田園風景が今も懐かしく何年も変わらぬ風景と感じていました。兼業農家が多く何とか維持してきたその営みも、少しづつ今では過疎化や住民の高齢化に伴い、休耕田となって、来る人を楽しませたり、心も身体も癒される山里の風景に変わりつつあることが、なぜか少し淋しく感じました。そう考えると、全く変わらぬ野の小さな花たちは本当に頼もしいなと・・・。
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母は料理も好きだけれど、花も好きで、いつも庭にはいくつかの花々が咲いています。今回はお隣さんにいただいた枝桜に、パンジーや料理に使うのも楽しみなサフランなどなど・・・。昨年、実家で作った取れたての新米を、遠くに居る母の姉に送ったお礼の電話がきた時のこと・・・。母が歳の離れた姉から「○○ちゃん、おいしいお米上手に作れるようになったね。」何歳になっても親子のような姉妹であることには変わらないその言葉に、何だか母も照れ笑い・・・。けれど、本当は、山の造り出すきれいで豊かな水流や、何百年も続いている肥えた土壌に、何十年とかけて作り出された母の苦労など、すべてに感謝や敬意を込めての一言だったような気がしたのでした。
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親世代は本当に多くの物を作り出し、そして何十年何百年と受け継がれたものを大切にしてきたのだろうと考えると、頭が下がります。これまでお米に野菜に海産物などの人の命をつなぐ為に、その地で作り続けてきた被災地の方々が、その地域から離れたくない理由も、同じ境遇でこれまでの経験や今回の体験があるから、コミュニティのまま避難したいという気持ちをもたれている事もよくわかりました。帰りに春休み中の姉宅の姪や甥と、短時間だけれど遊んで、その笑顔や「テレビを見ると泣いてばかり・・・。」という姉との会話にも、野花のような自然な姿にまた癒されたのでした。ディズニーランド行きの予定が、生駒山上遊園地に変更しても、親と共に行ける事には変わりなく、楽しみにしていてほっとしたりも・・・。また春からは小学生の二人は1年進級だし、一番下の夏に2歳になる夏娘は保育所へも・・・。みんな元気に行ってくれることが今は親である姉と共に唯一の家族の願いです。

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防災対策や日々の暮らしなどの記事と、サイパン旅行記の続きも残り少しなので、
またこっそり綴っていこうと思っております。
*昨年の山里と菜の花の風景「解毒薬効 どくだみ」もよければどうぞ。
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by tukimi-kai | 2011-04-02 14:41 | 奈良 | Trackback | Comments(2)
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Commented by miyo at 2011-04-06 14:03 x
kimiさんのご実家、とてもステキですね~。
昔から段々畑にとてもあこがれていて、
今とっても『伺いたい!』という思いにかられています(笑)

うちの母の実家は、山里というよりも山中というのが相応しいほど
回りが山しかなく、それも見渡す限り杉ばかりです。
花粉症のいまの自分が行ったら、どんなことになるか
恐ろしいのですが・・・。
Commented by tukimi-kai at 2011-04-06 20:07
miyoさん、こちらにもコメントありがとうございます!
うちの実家も裏手は杉ばかりの山ですが・・・、
花粉はアスフャルトやコンクリートが少なくて舞い上がらず、
土に吸収される為なのか?風ですべて吹き飛んでいく為なのか?
家族で唯一(夫以外)花粉症の私でさえ、ここではなんとも感じないことが不思議です・・・。

今離れてみて、つくづく実家の自然の風景の良さを実感することも多く、
実は奈良在住の映画監督の河瀬直美さんも、
この地を気に入ってくださり、短編映画で撮影に使われたことも・・・。
映画を見た村の方や母は、
「きれいな景色だったけど、内容があまり理解できなかった。」とか・・・(笑)。


大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


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