花の御寺 長谷寺

元旦の翌日の2日は、毎年実家に一人戻り姉家族や両親と、奈良県桜井市にある真言宗豊山派(ぶざんは)の総本山のお寺である長谷寺(はせでら)へ・・・。結婚するまでは、大晦日の除夜の鐘を聞きながら、行燈でほのかに照らされた399段の登廊(のぼりろう 屋根付きの階段)を上り、甘酒とお神酒をいただき(現在はなし?)元旦を迎え新年の挨拶をその場に居合わせた方々と伴に・・・というほど、大好きな親しみのあるお寺です。
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通常初詣は神社に行かれる方が多い中、NHKのTV番組『ゆく年くる年』で放映されてから特に人気となり、お正月でも多くの方が参拝されるようになりました。大晦日・お正月の三が日は、拝観料・駐車場代も無料で、暗くなると観音万燈会(登廊・吊燈籠のみ点燈)で、行燈や燈籠の光が灯り、よりきれいに登廊が見れると伴に、幻想的な雰囲気を感じることができます。399段の登廊は、翌日筋肉痛になるかもしれませんが、登るだけの価値はあり、一歩一歩1年を振り返ったり、願いを込めたり、いろんな思いを洗い流すように忘れたり・・・。お寺の横に駐車場があるのですが、門前の道は狭く、すぐ前は一方通行になっている箇所もありますので、ご注意ください。
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長谷寺の本尊像については、長谷寺開山の伝承があり、神亀年間(720年代)、近隣の初瀬川に流れ着いた巨大な神木が大いなる祟り(たたり)を呼び、恐怖した村人の懇願を受けて、開祖徳道が祟りの根源である神木を観音菩薩像に作り替え、これを近くの初瀬山に祀ったというのです。伝承の真偽はともかく、当初像は「神木」等何らかのいわれのある木材を用いて刻まれたそう・・・。
本尊は十一面観世音菩薩立像で、開基(創立者)は道明上人とされ、真言宗豊山派の総本山として、 また西国三十三観音霊場第八番札所として、 全国に末寺三千余ヶ寺、 檀信徒はおよそ三百万人といわれています。



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春は桜に牡丹(ぼたん)、夏は紫陽花(あじさい)、秋は紅葉、冬は寒桜に寒牡丹(実際は葉があるので、冬牡丹といい、冬に咲かせた牡丹のよう・・・)に雪化粧と、四季を通じ「花の御寺」として、いつ参っても花が咲き、参る人の心をやさしく明るくさせてくれます。特に初瀬山は、牡丹の名所で、4月下旬~5月上旬は150種類以上、7,000株と言われる牡丹が満開になり、「花の御寺」と言われるようになり、平安時代の「枕草子」「源氏物語」「更級日記」など多くの古典文学にも登場しています。また、大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に建つ本堂は、「こもりくの泊瀬山」と万葉集に詠われてるように、この地を昔は豊初瀬(とよはつせ)・泊瀬(はつせ)など美しい名でよばれていたので、初瀬寺・泊瀬寺・豊山寺とも言われるようになったのだそう・・・。
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長谷寺のホームページに、「西国三十三所巡礼は、一説に奈良の長谷寺(はせでら)を開いた徳道上人(とくどうしょうにん)によってはじめられ、その後、花山法皇(かざんほうおう)の中興を経て広がっていったものと伝えられています。 そもそも霊場が三十三所に定められたのは、『法華経(ほけきょう)』普門品(観音経)(ふもんぼん/かんのんぎょう)に説かれる、観音菩薩が三十三の姿をあらわして衆生(しゅじょう)を救済するという三十三身(さんじゅうさんじん)の教えに基づくと考えられます。
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それぞれの霊場は宗派も一様ではありませんが、いずれも観音菩薩を本尊として祀(まつ)っており、三十三所の巡礼は、宗派を超えた観音の道ということができます。」と書かれてあり、一番身近で願いをかなえ、災難から逃れたいとお祈りする観音信仰を通して、日本人は知らず知らずのうちに仏教を心のよりどころとしていたのだなと、仏教のルーツを考えた今年のお正月となりました。またこの長谷寺にまつわる子どもの頃に聞いた話に・・・、長谷寺の十一面観世音菩薩が昔話の『わらしべ長者』の拝んだ観音様と云う話や、舞台の前の杉の木が「天狗の止まり木」だということ・・・?!本当かどうかは分かりませんが、確かにその雰囲気は感じられ、ずっと信じていたい記憶です。

帰りの中和幹線の道で・・・、1歳6ヶ月を迎えた姉の夏に生まれた夏娘が、大人と同じように階段を上がったり(ソフャや机の上に登って踊るくらいにどうやら登り好き・・!?)、お参りしようとしたり、疲れて寝てしまったりとかわいい姿を思い出したり、小学生の春娘や冬息子の心配をしていたら、大神神社(おおみわじんじゃ)へ行く車帰る車の渋滞に巻き込まれてしまいました。いつもは遠回りして帰るのですが、ぼんやりしていて・・・、けれどおかげで久しぶりに二上山がゆっくり見れてよかったです。

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by tukimi-kai | 2011-01-10 23:56 | 奈良 | Trackback | Comments(2)
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Commented by いなひで at 2011-01-11 12:28 x
こんにちは、今日は寒いですね。お風邪などひかれていませんか?

長谷寺、奈良に住んでいたのにほんの数回しか行った事ないんです。
しかも小さい頃だったので、あまり記憶にないのが、勿体ない気がします。

長谷寺もいつ行っても、絵になるお寺なんですね!素敵なお写真です。

中和幹線(ですよね?)のお写真、なんだか懐かしい思いで一杯になりました。
ウン数年前、よく使ってましたので…

夕暮れの一枚、心に染み入りました。
Commented by tukimi-kai at 2011-01-11 17:12
いなひでさん、優しいお気遣いをいただき、ありがとうございます。
とても奈良は寒いですが、大丈夫です~。
私もずっと奈良に住んでいるのに、行ったことのない寺社仏閣がたくさんあります。
年齢と伴に、興味のあるものが変わったりしてきているので、楽しみたいと思っています。

そういえば、鎌倉にある長谷寺にも一度参ってみたいですし、
江ノ電に乗ったり、江ノ島を散策したりもしてみたいです。
中和幹線は、昨年桜井市の慈恩寺辺りまで延びて、
その高架からは、大和三山や大神神社の大鳥居を望めるなどの絶景なのですが、
運転していると、写真が撮影できないのが残念で、今回はじめてニ上山だけ撮影できました。
喜んでいただける方が居られると尚更嬉しく感じます。

奈良ではお水とりが終わるまでは寒いと云いますし、
いなひでさんもどうぞ温かくして、お身体に気をつけてくださいね。


大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


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