世界遺産 東大寺 sanpo

元旦に宝山寺にお参りした後、近鉄生駒駅から電車に乗って近鉄奈良駅へ…。
毎年春日大社と東大寺で、交互に?お参りするのがいつの間にか我が家の習わしになっているのですが、
今年は1998年に登録された世界遺産 古都奈良の文化財の東大寺へ。

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ちなみに古都奈良の文化財は奈良市街を囲むように点在する遺産物件8件
(東大寺/興福寺/元興寺/唐招提寺/春日大社/春日山原始林/平城宮跡)と緩衝地帯を加えた総面積31.18平方kmです。

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途中の参道に氷室神社の祀ってある事に気づき立ち寄ってみたり(氷の燈篭で参拝者を迎えてくれていました)、
鹿にエサの鹿せんべいをあげたり…、にぎわう参道を少し楽しみながら、東大寺境内の正門の南大門(なんだいもん)へ到着しました。
ハト使いならぬ、鹿使いにでもなった気分で、大喜びの夫…。鹿せんべいがなくなると、そっぽを向かれてしまうのですが…。

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創建時の門は、平安時代の大風で倒れたようで、
現在の門は鎌倉時代初めの1199年(正治元年)、重源によって再建されたそうです。
また両脇に立つ金剛力士立像の、阿吽(あうん)の呼吸で知られる阿形(左)と吽形(右)の仁王像も、
鎌倉時代の名物師の運慶・快慶・湛慶によって造られたもの…。立派な木造建築が悠久の歴史を語ってくれているようにも感じます。

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ちなみに阿吽は、仏教の呪文(真言)の1つで、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり、
そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされたのだそう。
なので口が開いている方を阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)と覚えると分かりやすく、
何より昔の方がこの力強い肉体美を作られたことが、不思議でしたが魅力的でした。

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東大寺の拝観時間は5時までなので、いつも夕暮れギリギリの時間になるのですが、
「何も急ぐことはないよ…。」と鹿も大仏さんも語りくれているように、ゆったりとした時が流れています。




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東大寺は、聖武(しょうむ)天皇が乱世が終わることを願って、
仏教に深く帰依(きえ)して発願し、光明(こうみょう)皇后の勧めによって、
743年10月15日に盧舎那仏坐像の造立(ぞうりゅう)の詔(みことのり)が発せられ創建されたといわれています。
詔に「大山を削りて、以(もっ)て堂を構え、広く法界に及ぼして、朕(ちん)が知識となす」とあり、
「奈良の大仏」として親しまれている盧舎那仏座像を納める東大寺の金堂も一緒に創建された事が伺えます。

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大仏造営の詔が発せられた年、行基(ぎょうき)は大仏造営勧進(かんじん)の大役を命ぜられ、
すでに76歳の高齢でしたが、弟子らを率い勧進に奔走し、大仏は前後8回にわたって流し込みを行い、
749年(天平勝宝1年)についに完成したのだそう。NHKのTVドラマ『大仏開眼』を思い出します。

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大仏鋳造の方法は、おそらく当時盛んに行われていた蝋(ろう)型だといわれ、
大仏鋳造に用いた資財は、銅13万3110貫、錫(すず)2271貫、練金117貫、水銀660貫、炭1万6656石と国家的大事業であったそう。
そんな負債を抱えても尚、救いを求めたり、悪霊を退散しようと、必死に人々の努力で、
すべての人の願いも込めて、建造された世界遺産・・・。大仏さんと東大寺を間近に見ることができ、
すばらしい建造物と伴に、いつの世も同じ悩みはあるものかなと、
現在の状況をも重ねあわせて思いにふけた元旦の初詣となりました。

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鹿がどこにいるか分かりますか・・・?鎖をかんだり!(鉄分補給?)、紙も関係なく食べて!
お土産やさんから「ここの鹿は紙も大好物やねん。」と言われたり…、鹿せんべいを持つと群がり
お辞儀を懸命にするけれど、無くなると分かるやいなやそっぽを向いてしまう愛嬌のある?かわいい鹿…。
絶対に置いてある鹿せんべいは、食べないように教育されているとか・・・。
冬はかなり寒い奈良ですが、これからが冬の魅力もある奈良へ、良ければ癒されにいらしてくださいね。



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■後記■
「東大寺の境内の、柵の鎖の鹿の謎の行動」の毎日新聞 2月13日(日)9時54分配信のYahoo!ニュースで、こちらの記事が取り上げられました。はじめてこちらのblogをご覧いただいた皆様、ありがとうございます。

偶然、初詣の際に見かけ、撮影し記事にしたものが、ウーマンエキサイトブログの「旅とお散歩」でメディアに公開されて、ご覧いただくことになったわけですが、2003年より目撃されている「柵の鎖の鹿の行動」が、専門家からしても不思議な謎の行動!?なんて・・・。しかも300頭の内わずか10頭だけの習性だなんて事にも驚きました。鹿にしてみれば「そこに鎖があったから・・・。」と(お口の掃除や鉄分補給?)言われそうな行動も、これから観光の一つになるもしれません。写真家の花澤茂人さんの記事も載せておきます。

「奈良市の奈良公園内にある東大寺境内で、参道と芝生の境にある柵の鎖をかじる鹿の姿が観光客の注目を集めている。金属製の鎖をあごでしっかりくわえ、ゴリゴリと音をさせてかじる姿は、まるで食べているかのよう。このエリアだけで見られるといい、専門家も謎の行動に首をひねっている。【花澤茂人】」
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by tukimi-kai | 2011-01-06 18:45 | 奈良 | Trackback | Comments(0)
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