古都奈良 興福寺

習い事の帰りに興福寺に寄ってきました。
何気なく立ち寄れるのも有り難いことで、奈良をご紹介したい気持ちと
予想以上に習い事が難しく、リフレッシュと癒しを求めて・・・。
実は先週末も習い事のお仲間と一緒に行ったのですが、
携帯だけで撮影があまり出来なかったので・・・、今回は一人でリベンジしました。
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近鉄奈良駅では、毎日今年はブランコせんとくんがお出迎えとお見送りをしてくれているようです。
行かれる方は頭上もチェックしてみてくださいね。記念撮影用のせんとくん像もあり、遠足の子どもたちに人気ですが、かなりリアルで怖いので写真撮影したけれど掲載は辞めました。駅を出て東口には、お馴染みの行基さんの像のある噴水があり、よく待ち合わせ場所に使われています。
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行基さんは日本で始めて「大僧正」の位を得た、奈良時代の民衆を救った僧で、NHKドラマ『大仏開眼』でも活躍されていましたね。赤膚焼窯元の大塩正人氏(先代)に当時の市長の鍵田忠三郎氏が注文し、昭和44年末近鉄奈良駅が地下駅となり、その翌年3月に駅ビルの完成にともなって駅前にできた広場に、市長の積年の悲願であった行基さんの噴水が実現したとか。
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その北から西には東向き通りがあり、そこを抜けると三条通が東西へのびています。東は猿沢池へ繋がり、西はJR奈良駅にたどり着きます。こちらのお土産やさん・・・、昼間はいつも”開かずの扉”ならぬ”開かずのお店”で不思議に思っていたところ・・・遠足の時期に夕方中心でお子様用に開店しているお土産やさんでした。それもまた不思議・・・。
猿沢池の名前の由来は、インドのヴァイシャーリー国の
猴池(びこういけ:猴=尾の短い種類のサル)から来たものと言われているそうです。
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伝説も多く残され、猿沢池のほとりにある釆女神社(うねめじんじゃ)は、帝の寵愛が衰えたことを嘆き悲しんで入水した釆女を慰めるために建てられ、年に一回釆女祭りが開催されています。が・・・、その時お祭りで見かけた龍の船が、なぜか水面に浮かんでいて、観光客らしき人が乗っておられ驚きました。後に、奈良市の8商店街で作る”市中心市街地活性化研究会”主催の「まちなか1300年祭」のイベントで、5月22日(土)〜30日(日)までの9日間、普通は乗れない龍頭船で猿沢池一周遊覧体験が行われていたようです。今はこの猿沢池の入り口の釆女神社は、縁結びの神社でもあるそうです。
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芥川龍之介の小説「龍」は、猿沢池から雲を呼び雨を降らせながら龍が、天に昇ったという伝説を素材にしているのだそう。 また、奈良県大淀町には、興福寺の僧に恋をした娘おいのが身を投げたといわれる「おいの池」があり、伝説ではおいの池と猿沢池は地中でつながっており、身を投げたおいのの笠が猿沢池に浮かんでいたとか・・・。こちらは昔なぜか聞いた記憶が・・・。
1959年に七不思議に反して池の水が赤くなった時には、「この世の終わりだ」と騒がれそうで・・・言い伝えには怖いものもありますね。
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また”猿沢池七不思議”はご存知でしょうか・・・?
「猿沢池の水は、決して澄むことなくまたひどく濁ることもない。
水が流入する川はなくまた流出する川もないのに、常に一定の水量を保っている。f0221708_22184498.jpg
亀はたくさんいるが、なぜか蛙はいない。なぜか藻も生えない。
毎年多くの魚が放たれているので増えるいっぽうであるにもかかわらず、
魚であふれる様子がない。水より魚の方が多くてもおかしくないような池。」
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こんな猿沢池ですが・・・実は、興福寺が行う「万物の生命をいつくしみ、捕らえられた生き物を野に放つ」宗教儀式”放生会”の放生池として749(天平21)年に造られた人工の池なのだとか。だからこそ不思議は耐えないのでしょうか。
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興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景はとても美しく、
奈良八景のひとつとなっているのには納得・・・。いつ撮影しても絵になります。
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平日の夕方でも多くの観光客の方々が、ゆっくり歩いて奈良を満喫されたり、猿沢池にはご宿泊の方やご近所さんが?のんびりベンチに座っておられ、夕暮れの変わりゆく景色を楽しんでられるようでした。
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猿沢池を一周して階段をあがり興福寺へ・・・。
こちらでは遠足の子供たちも鹿に餌をあげたり、お買い物をしたり・・・楽しんで良い思い出を創ってほしいですね。060.gif



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奈良公園からこんなところにまで、角の凛々しい鹿君が・・・
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一生懸命夕食中・・・。
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あわてて道路横断中・・・。
奈良の鹿は天然記念物ですので運転にもご注意下さい・・・。
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「お腹すいて寝れないよー」と子鹿が親?に駄々をこねているよう・・・。f0221708_2222571.jpg
階段を上がりきると 世界遺産に1998年登録された 古都奈良の文化財興福寺が出現!起源は藤原氏の祖である藤原鎌足(614年 - 669年)夫人の鏡大王(かがみのおおきみ)が、夫の病気平癒を願い、鎌足発願の釈迦三尊像を本尊として山階(やましな=現在の京都市山科区)に7世紀末に創建された山階寺で、藤原京遷都の際藤原京へと移され、さらに平城京遷都の710(和銅3)年藤原不比等によって移され「興福寺」と名付けられたそうです。
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こちら↑東金堂 (とうこんどう:国宝)は、726(神亀3)年、聖武天皇が伯母にあたる元正太上天皇の病気平癒を祈願し、薬師三尊を安置する堂として創建され、1180(治承4)年兵火により焼失したそうです。その後、1187(文治3)年興福寺の僧兵が、飛鳥の山田寺(現・奈良県桜井市)講堂本尊の薬師三尊像を強奪してきて、東金堂本尊に据えたとか。そして藤原不比等の娘光明皇后によって、730(天平2)年創建された五重塔↓とともに1411(応永18)年に焼け、現在の東金堂は1415(応永22)年、五重塔は1426(応永33)年に再建されたようです。東金堂は室町時代の唐招提寺金堂を参考にした天平様式であり、和様建築の代表例だとか。
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興福寺は、平安時代には藤原氏の氏寺として、また天皇家の庇護を受け、南都(なんと=奈良)の仏教界を代表する寺院として繁栄しました。鎌倉・室町時代になると幕府は大和国に守護を置かず、興福寺がその任にあたるほど、江戸時代初期までは広大な寺領を所有していたのだそう。けれど明治時代に”神仏分離令”の発布によって、寺領は没収され多くの子院も廃止されてしまったのです。NHKドラマ『大仏開眼』でかなり悪役だった藤原氏ですが、実際はどうだったのでしょう。血族や国家を守る為に致し方のない行動や、何かを守るために何かを犠牲にする思考が働いたゆえだったのでしょうか。
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現在残っている多くの建物がこのように、鎌倉・室町時代に創建されたもので、本来ここは南から南大門・中門・中金堂・講堂と並んでいたはず・・・ですが、現在は、講堂跡付近に仮金堂(1974年、薬師寺の旧金堂を移築したもの)があるだけで、今年から寺院の中心的な堂であった中金堂(ちゅうこんどう)の復元工事が始まっています。
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こちら↑の南円堂(なんえんどう)は、西国三十三箇所の九番札所としてお香と参詣人が絶えない、信仰心を強く感じるところですが、堂の扉は常時閉ざされており、10月17日の大般若経転読会という行事の日や特別の日にのみ開扉されるのだそうです。
先週来た時には、藤棚がとてもきれいに咲いていました。
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こちら↓三重塔(重文)は、1143(康治2)年崇徳天皇の中宮・皇嘉門院(こうかもんいん)により創建され、1180(治承4)年の大火による焼失?したのか記録がなく、その後まもなく再建された鎌倉時代の建築と考えられています。屋根の幹の優美なデザインなどが平安時代の末期の建築様式だそうですが・・・、奈良時代の建築とも思いたいような、ひっそりとした奥ゆかしさを感じました。
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毎年年始の初詣には奈良に来て興福寺にも立ち寄るのですが、今年は何故かくる機会を逃していたので、今年初めてみる久々の興福寺に改めて感動しました。寒くて厚い雲に覆われて暗い感じのいつも見る冬の景色とは別格で…雨は多いものの緑の多い5月晴れにふさわしい季節・・・。建物はより鮮明に浮き上がり、古都奈良の景色と歴史を見せてくれました。

若い頃は一人旅も好きでしたが、二人の楽しさを知ってしまうと・・・一人では寂しさを感じます。平城遷都祭もさほど喜ばないクール&毒舌夫ですが、次回は一緒に楽しみたいものです。

最後までご覧いただきありがとうございました。040.gif
体調がよくなり始めたものの、習い事や家事に・・・と体力があまりないので少しお休みします。皆様もどうぞご無理されませぬように。051.gif 
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by tukimi-kai | 2010-05-23 03:26 | 奈良 | Trackback | Comments(0)
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