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奈良

こもりく 初瀬川

昨日は新緑まぶしい自然の中へ、用があって行ってきました。
こちら↓大和川にそそぐ、初瀬川=泊瀬川です。
もう少しさかのぼると、川の源流にある長谷寺(はせでら)や
初瀬=泊瀬(はせ・はつせ)の山にたどり着きます。
長谷寺は一番大好きなお寺なので、また機会があればご紹介します。
こもりく 初瀬川_f0221708_0412560.jpg

この初瀬川や初瀬の山を題材にした万葉歌も多く、
当時は泊瀬川と書き、三輪山麓では三輪川と呼ばれていたという初瀬川。

”石走(いはばし)り たぎち流るる 泊瀬川 絶ゆることなく またも来て見む”      

 「岩の上を走って激しく流れる白瀬川よ、途絶えることがないように、
また幾度も来て見るから。」紀朝臣鹿人(きのあそみかひと)の歌で、
この歌碑は桜井東中学校の校門内にあるそうです。
万葉の時代、この辺りは埋葬の地であったかも知れないという説もあるそうな。
こもりく 初瀬川_f0221708_0474642.jpg
”こもりくの 泊瀬の山の 山の際に いさよふ雲は 妹にかもあらむ”       

土形娘子(ひじかたのおとめ)を泊瀬の山に火葬せる時に、
「泊瀬の山際に漂う雲は妻なのかもしれない。」と呼んだ柿本人麻呂の歌で、
朝倉小学校の東側入口付近の路傍に、この歌碑は無造作に置かれているのだそう。
ちなみにこの小学校の体育館は、工事中出土した建物の遺跡
(倭王武・雄略天皇の宮跡の朝倉宮の一部?)保存の為
2階からの造りになっています。奈良では掘れば遺跡に当たるそんな感じがします。
こもりく 初瀬川_f0221708_283391.jpg

万葉歌については風工房さんの万葉の旅の文を引用させていただきました。
他にもたくさんの万葉歌やその歌碑も見せていただき・・・、お世話になります。040.gif
ちなみに”こもりくの”は泊瀬にかかる枕詞です。



もうこんな時期と感じるツバメの姿・・・。
こもりく 初瀬川_f0221708_05345100.jpg
あちこちの巣の中でピーピーとなく元気なひな鳥が見られるようになりました。
大空をスパッと切り裂くように速く飛ぶ親ツバメも、今だけちょっとひと休み・・・!?
こもりく 初瀬川_f0221708_052726.jpg

こんな所に・・・!?5月を代表する鯉のぼりと、平城遷都1300年祭の宣伝代表
せんとくんののぼりが、一緒に風にのり気持ちよさそうにたなびいていました。こもりく 初瀬川_f0221708_0443835.jpg
田んぼでは、耕運機に乗って田を耕やしている人を見かけたり、
苗を待つ田植え前の準備の水入れがもう行なわれていました。
こもりく 初瀬川_f0221708_142218.jpg

帰りに通った田原本方面ではもう稲が・・・!?とよく見れば、
日本では数少ない麦畑に、たくさん黄金の穂が風にさわさわとたなびいていました。
こもりく 初瀬川_f0221708_242373.jpg
ツツジの甘い香りに近づいてみると、同じように世界で絶滅するかもと
懸念されているミツバチが、ぶんぶんいて少し安心しました。
こもりく 初瀬川_f0221708_0541536.jpg

そんな5月の自然に癒される、こもりくの里のひとときでした。
この季節・・・、全てが新しく輝き、活動を始めパワーをいただけ、
頑張りすぎてしまうかもしれませんが、あまりご無理をされませぬように。こもりく 初瀬川_f0221708_244348.jpg
こんな素敵な伊勢へと通じる伊勢街道も、世界遺産に登録されないかなーと秘かに期待しています。それまで”心の遺産”としておきます。

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by tukimi-kai | 2010-05-16 01:53 | 奈良 | Comments(0)

大好きな旅のように、      自分の人生=日々の暮らしをも楽しみたいです。


by tukimi-kai
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